穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

牡蠣フェス

ちょいと前の話なんだけど、毎年、2月頃になると、広島地方に住む嫁さんの伯父さんが、獲れたての殻付きの牡蠣をいつも送ってきてくれる。
でもって、実は、穴ぼこ人生の中でも、幼少時代に広島に住んでいたこともあったりして、割と身近な食べ物として存在してきたように思う牡蠣。
ただし、牡蠣本来の美味しさを知ったのは、むしろ、おっさんになってからなんだけどね(笑)
で、東京に住んでると、広島産の牡蠣ってば、何気にお目にかかる機会が少ない上に、ましてや新鮮な殻付きの牡蠣ともなれば、実はかなりの貴重品。
そんな訳でいつもこの時期になると、穴ぼこ宅では、送られた牡蠣を巡って、2日間に渡る、なんとも贅沢な牡蠣フェスが開催されることになるのです(笑)

ん?
なにゆえに2デイズ?

って、なにしろ、20〜30個も入った殻付きの牡蠣をいつも送ってきてくれるので、ぶっちゃけ1日じゃ食べ切れない量なんだよね(笑)

ちなみに、新鮮な牡蠣だけに、そのまま生食でもいけるんだけど、あの頑丈な殻を開けるとなると、結構なハードワークを強いられることに(笑)
しかも、量が量だけに、食す前の作業効率を上げて取り掛からないと、何気に途中で心が折れてしまいかねない?(笑)
んな訳で、我が家では、いつも浜焼風に、殻付きのままガスレンジで焼いて食べることにしております。
そうすると、少しだけ牡蠣の殻が開いてくれるので開けやすくなるんだよね。
どの道、浜焼にして食べるのが、穴ぼこ生活で知る限りでは、一番シンプルで美味しい牡蠣の食べ方なんじゃないのかなぁ。

ということで、送られてきた牡蠣を、そのままガスレンジのグリルの網に、ゴロゴロと並べて10数分ほど加熱。
で、下の殻に溜まったスープをこぼさないように取り出して器に移しかえると、お次は、やけどをしないように注意しながら、僅かに開いた殻の隙間にナイフを入れて、貝柱をグリグリと切り取ります。
それこそ、最初の頃は、この貝柱の位置がよくわからなくて、悪戦苦闘している間に、中のスープをこぼしてやけどすることもあったりしてたけど、毎年挑戦し続けている内に、年々上達(笑)
今や、慣れた手つきで、貝柱の位置を定めて切り取ると、パカッと開いて、晴れて牡蠣の身と念願のご対面となります(笑)
ちなみに、穴ぼこ嫁はというと、その間、涎を垂らしながら、殻が開くのをジ〜ッと眺めて待つ係りを担当(爆)


パカッと開くと、スープ風呂にたっぷりと浸かる牡蠣のお姿が!


でもって、湯気が立ち上がるプリップリッの牡蠣に、レモン果汁を2〜3滴垂らして、スープごとジュルジュルと一気にお口に流し込むと...

嗚呼〜!
まさに、磯の恵みを感じる、至極の瞬間〜!
お口の中が竜宮城や〜!

それしても、今年の牡蠣は、殻も身も大きかったなぁ。
毎年、微妙に出来が違うので、どんな牡蠣が送られてくるのかを待つのも、楽しみのひとつだったり。
それこそ、同じ牡蠣でも、生育環境や産地によって、サイズや味も変わってくるので、食べ比べが出来るオイスターバーなんてのもあるんだろうねぇ。
ちなみに、牡蠣に関しては、ちょっとしたトレビアがあって、実は、今現在、世界中で食べられている牡蠣のほとんどは、日本原産の牡蠣なんだとか。
なんでも、日本産のマガキが病気に強いこともあって、海外でも広く養殖され主流になっていったんだそうな。
ということで、牡蠣にも歴史あり。
中々に奥深い食べ物ですな(笑)


青葉台にある利き酒ができる酒屋「森野屋酒店」で薦めてもらった日本酒と焼酎各種と送られてきた牡蠣



それにしてもデカい!
この日、年齢をひとつ重ねた肉球の無いネコの手との比較(笑)


ところで、この日の牡蠣フェスは、穴ぼこ嫁の誕生日でもあったりしたので、田園都市線青葉台で立ち寄った拘りの酒屋さんにて、プレゼント代わりに買ったお酒で祝杯を挙げながら、牡蠣を食べ尽くすのでした(笑)
残念ながら、老いが忍び寄る中年夫婦となってきたので、たまにはスタミナつけておかないとね。