穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

ネバーエンディングバッドストーリー

実を言うと、仕事柄、医療関係に関わりながら食いつないでいる穴ぼこ生活なのだけど、8月に入ってから、子供達の間で密かにコロナが大流行しているのを目の当たりにしていた次第。
蔓延防止にしろ緊急事態宣言にしろ、夜の繁華街を中心に街中の人流を抑制させることに比重が置かれているけど、既に感染はより広がっていて、市中感染よりも家庭内感染による流行期に入っていると個人的には感じている。
特に夏休み期間に入っているだけに、子供達の感染状況が掴みずらく可視化されていないだけで、子供達の間で感染が広がる中で、家族間に持ち込まれるケースが急増している向きがあったんだよね。

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最近になって、その辺りが指摘されるようになり、国も動きをみせるようになってきたけど、もし仮にそうだったとすると、蔓延防止や緊急事態宣言はもはや的外れの政策となっていて、即ち、感染者を減らす効果が期待できる政策ではなくなっている可能性も高い。
そんな訳で、夏休み明けの感染者数の動向を注視しておく必要はありそうだね。

にも関わらず、政府、オリパラ組織委員会パラリンピックに児童を観戦させようと企む様は、もはやイカれているといしか言いようがない。
さすがは「感染拡大を最優先」に取組む政権だけのことはある。
オリンピックの時もそうだったけど、パラリンピックで医療のリソースが奪われるだけでもありえない話なのに、ましてや選手が感染しようものなら医療サービスが受けられない可能性だってある訳で、今の感染状況を考えれば、どう考えても中止以外の選択肢しかないのだけどね。
それこそ、パラリンピックを中止にすることで、これ以上ない感染拡大を阻止する強いメッセージにもなったはずなのに、むしろ子供達をも犠牲にしてまで突き進まんとする菅政権。
てかそもそも、何処へ向かって進んでいるんだ?
国を滅ぼすつもりなのだろうか?

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そんな訳で、いよいよ政府の信頼は完全に失われ、有効な手立てもなければ、保障もなく、そして感染は広がり続け、医療は崩壊し、積み重ねられていく死亡者のカウントを眺めることしかできない様は、まさに日本崩壊。
頼みの綱のワクチンにしても、接種が滞っているだけでなく、期待するほどの効果が得られない現状も垣間見えるなど、必ずしも特効薬とまでは言えず、何より壮大な人体実験でもある訳で、特に穴ぼこオヤジが気になっているのが、ワクチン接種後の死亡例を調べると、インフルエンザワクチンよりもコロナワクチンの方が明らかに高い死亡率データが出てきているのだが、実際のところは「関連が認められない」とかいう魔法の呪文を唱えられて、自己責任を押し付けられているのが実情だ。
本来なら、接種後の国民の健康も担保するべく、保障や医療サービスとセットであるべきなのだけど、接種に関するあらゆるリスクについて、政府や医療サイドから丁寧なアナウンスが為されている形跡は知る限りない。
特に脳内出血や心臓系の疾患による死亡例が顕著なだけに、「関連が認められない」で済ましていい話では無いと思うのだが、国はいつまでだんまりを続けるつもりなのだろうか。
それこそ、子宮頸がんワクチンの件で痛い思いを経験しているはずなのに、教訓になっていないのかねぇ。

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免疫学的にはコロナワクチンが現時点で有効なのは明らかだとしても、一個人の立場からすれば、僅かでも死に至るかもしれないワクチンを打つことになる訳で、かようなリスクを個人に押し付けて、自己責任で判断してくださいってのはあまりに酷い話だ。
なぜこの国は、個人で負いきれない責任を、国家が代わりに負うことを忌み嫌うのだろうか。
さすがは「自助」大好き政権だけのことはある。

一方で、他国のようなロックダウンを日本でも行ってはどうかという話も出てきているけど、確かに、感染防止の切り札になりえる可能性は高そうだけど、どこかの専門家の話を聞いて思ったのは、国家と国民のコミュニケーションがいかに取れているかが重要であり、即ち信頼関係によって効果が大きく分かれるとの見解を示していて、全くその通りだなと感じてみた次第。
国会での議論しかり、導入プロセスから生活保障に至るまで、国民からの信頼とコンセンサスを得たロックダウンでなければ、効果が期待できないのはそら当然の話な訳で、となると、これまでの振る舞いをみれば明らかなように、今の菅政権には天地がひっくり返っても土台、無理な話ではあるんだよね。
当の菅総理もロックダウンには後ろ向きのようで、安倍政権以降、大日本帝国的な憲法改正を掲げてきた政権与党なので、私権の制限は大好物かと思いきや、ロックダウンについては急に腰が引ける謎対応。
ま、要は生活保障をしたくないってだけの話なんだろうけど、国民の自助と同調圧にコロナ対策を委ねるような政府なら、必要無いって話だよ。

ということで、さすがに内閣支持率が急落する事態にまでなってはいるけど、正直、何を今更とも思う。
遡れば、憲法の解釈を自在に変え、公文書の隠蔽改ざんを平然と行い、国会での議論を避け強行採決を繰り返し、まともな総理会見すら開かない、こんなご都合主義にまみれた政権が、有効なコロナ対策を行えるはずも無いのは端から分かりきった話なのだけど、しかしながら、そんな政権与党に毎度フリーパスを与え続けきたのは、多くの有権者でもあるという事実を忘れてはならないと思う。
無能な政権を退場させる機会はこれまでにいくらもあった訳で、今頃になって政権を批判したところで、もう時は遅し。
即ちこの先も、政権にとって不都合な事実は肥溜めに延々と流し込まれ、国民は漏れ出る腐敗臭を延々と嗅がされ続けることになるのだと思う。

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まさに菅総理が宣言したように「自助」で、即ち、己の身は己で守る以外に生き残る術はない殺伐とした世の中になるということだ。
結局、彼らが口にする「自助」「自己責任」ってのは、本来なら国が行うべき「公助」や「共助」を放棄する方便でしかない。
それこそ「自宅療養」なんて言葉で誤魔化しているけど、実態は「自宅放置」もしくは「見殺し」なんだよね。
コロナ禍に陥ってからというもの、果たして自公政権は一体何をしてきたのだろうか?
彼等が着実に成し遂げたのは、世論の反対を押し切って開催したオリンピックしか思い浮かばん。

穴ぼこ的には、自公政権になって以降、日々、北朝鮮やロシア化が進んでいるなぁと思っているのだけど、今の状況は、もはやそれを通り越して、ミャンマーの軍事政権レベルになってきたぐらいな気がして眩暈を覚えるよ。
現政権の腐りきった体質を変えるには血を入れ替えるしかないのだけど、世襲やベテラン議員が締める与野党の顔ぶれが変わらない限り、いくら選挙をやったところで、何も変わらないのだろうね。

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↑産経にすら書かれている始末


即ちそれは、政治の劣化と腐敗が益々進むということでもあるって話だ。
コロナと共に「終わりの見えない時代」に突入したのかもしれない。

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