「こつ」の科学
先日、前から気になっていた料理関連の本をアマゾンにて購入。
ある意味、哲学書のような本だと思います。
美味しいのには必ず理由が存在する。
で、のっけからまえがきにグッときた。
大きなマグロのかたまりはただの「食品」にすぎませんが、それを切ってつくったさしみは日本を代表する「料理」です。しかしマグロそのもにはなんの化学変化もおこったわけではありません。加熱も味つけもせず、もちろん栄養素の損失もなく、要するに切って形が変わっただけなのです。
ところが、この「切る」という仕事ひとつが、何年もの長い修行を経ないと一人前になれないむずかしい仕事なのです。さしみに限らず、調理の世界はこういう「こつ」のいる仕事に満ちています。
この本は調理にあらわれるいろいろな「こつ」を科学の目でながめるのを目的としています。すべての学問は、身近な現象に対して「なぜ?」と考えるところから出発しました。調理の学問もその例外ではありません。「こつ」の科学 著者のことば より
- 作者: 杉田浩一
- 出版社/メーカー: 柴田書店
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 単行本
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いや〜、でもますます理屈っぽいワタクシになりそうで怖い。
更にもう一冊、ブックオフで見つけて欲しくなってしまった食材図鑑の中古本をこれまたアマゾンにてゲット。
新版 食材図典 生鮮食材篇: FOOD’S FOOD☆(フーズ・フード)☆
- 作者: 飯塚宗夫,芦澤正和,成瀬宇平,武田正倫
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/02/28
- メディア: 大型本
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