オッサン向けロック
最近、我慢できずにアマゾンで買うたCD。
- アーティスト: オーレ・ブールド
- 出版社/メーカー: Village Again
- 発売日: 2011/09/28
- メディア: CD
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- アーティスト: オーレ・ブールード
- 出版社/メーカー: Village Again
- 発売日: 2011/09/07
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とはいえ、今更AORに反応する年頃でもないし...?
と思いつつも、レビューやらユーチューブなんかでチェックしてたりして、何気にず〜っと気になっていたんだよね(笑)
ちなみに、AORってのは、アダルト・オリエンテッド・ロックの略で、わかりやすく説明すると、
横浜ベイブリッジをお姉チャンとドライブしている時に、カーステレオでかけてると、お姉チャンに気付かれないままホテルの駐車場まで辿りつく事を可能にしてくれる、オトナの洋楽系の曲のことを言います(笑)
ついでに言うと、かの田中康夫が80年代に提唱したとされる日本独自の音楽ジャンルで、邦楽なんかも含めてシティポップなんていう呼び方をする時もあります。
で、その当時の主なリスナー層も今やオッサンとなってしまい、AORそのものが、もはや遠い幻想となりつつあったりもするのです(笑)
そんな中、なんでか知らんけど、モテない穴ぼこ青春時代の頃からAORの洗礼を受けウン十年。
車のない穴ぼこ生活を送るしがないオッサンとなった今でも、CDラックを無駄に占領したままのAOR群から、時々引っ張り出して聴いてみては、遠い目をしながら、ついついビールを飲み干したくなる衝動に駆られちゃったりするのです。(笑)
とまぁ、今も初心ならぬ、下心を忘れずに生きているオッサンの悲しき性分だと思って、許してやって下さい(笑)
で、話をOle Borudに戻すと、ノルウェーのとあるアーティストが、極東のAORファンを唸らす音楽をリリースしたと聞きつければ、どうにも興味をそそられてしまい、ビール片手に2枚のアルバムを買うに至った次第。
そもそも洋楽の新譜を買うこと自体久しぶりなんだけど、実際のところ、中身はどうだったかというと、
確かにAORの影響は伺えるものの、意外やXTCやジェリーフィッシュみたいな箱庭ロック的なエッセンスもあったりで、AOR感満載の作品という訳でもなかったかな?
というのも、かつてのAORと聞くと、80年代のLA在住のスタジオミュージシャンを多用して制作されたものがほとんどで、彼等が織り成す心地よい空気感が魅力のひとつだったりしたのだけど、よくよく考えてみれば、当時の生楽器によるアナログレコーディングに対して、デジタルレコーディングが主流の今となっては、あの空気感を期待するのは無理からぬこと。
そういった意味でも、AORは、本当に遠い幻想の音楽になったのかもしれないなぁと、しみじみと感じいってしまいました。
とはいえ、思わずニヤリとさせられる楽曲が随所に聴けて、多摩在住のオッサンと北欧のミュージシャンとが、AORで結ばれるなんて、感動的な出会いではありませんか!(笑)
本人がフェイバリットにもあげているように、相当ペイジスを意識した曲作りが目つね。
でもって、こちらは本家ペイジス。まさにキング・オブ・AOR!
ちなみに、Ole Borudを我が家でたまたま耳にした友人は、レベル42を思い起こしていました。
曲によっては、確かに似てる。
それしても懐かしいなぁ。
まさに、穴ぼこ高校生の頃によく聴いてた。
久々に引っ張り出して聴こうと思ったら、カセットテープでしか持ってなくて断念(爆)