穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

天災は忘れなくてもやって来る

未だ大雪で身動きが取れない人々が多数いるようで、無事を祈るばかり。
中には、車を置いて、自力で移動したがために凍死してしまった悲しいニュースもあったりで、同じように風雪の中を歩いていて、身の危険を感じた人間からしたら、とても他人事とは思えない。
さらに言うと、近所のスーパーもそうだったんだけど、物流も未だ滞ったままだし、ライフラインの復旧が遅れている地域もあるとのことで、実は、未だ災害の真っ只中ではあるんだよね。
個人的な皮膚感覚では、東日本大震災並とまでは言わないまでも、かなりの災害レベルだと思うんだけど、メディアの方はオリンピック一色というか、通常営業な感じがして、かなりの違和感を覚えて仕方が無い。
もしかすると、大震災を経験したことで、災害に対する危機意識が麻痺しちゃってるのかなぁ。

確かに、ソチオリンピックでの日本人選手達の活躍によって、勇気が与えられ、希望が沸くこともあるだろうけど、今、困窮している人達が、それで今すぐ助かる訳じゃないからねぇ。
もっと、大雪の災害に関する様々な情報だったり、物理的な支援だったりが必要な訳で、こういった時にこそ、メディアが果たすべき役割があると思うのだけど...
特に、オリンピック一色のNHKには理解に苦しむ。
今、公共放送に求められるのは、オリンピック報道なのか、災害報道なのか、その優先順位は明らかだと思うんだけどなぁ。

なぜNHKは山梨の大雪災害を報じないのか?
= DAILY NOBORDER =

「記録的な大雪」の朝に「羽生結弦の金メダル」を中心に報道していたNHKー「公共放送」の公共とは何か
= 東京の「現在」から「歴史」=「過去」を読み解くーPast and Present =

で、ついでの話。
架線トラブルで横浜線に閉じ込められてた時、スマホで関連情報を色々と収集をしていたんだけど、その中に、チョコレートで横浜線が止まった!みたいなツイート情報がやたら目についた(笑)
とはいえ、あの時は、非常事態に見舞われていただけに、横浜線に関する正確な情報を知ることに必死で、チョコレートのくだりは、ネット特有のネタだろうと思って、完全に無視していたんだよね。
ところが、実はそれも正確な情報だったらしい(爆)

なんでも、菊名駅に停車中の横浜線の車内アナウンスで「線路内にチョコレートが立ち入った為に、運転を見合わせます」というようなアナウンスが、本当に流れたのだとか(呆)

【悲報】横浜線が中山〜菊名間でチョコレートが線路に立ち入ってるので調整の為停止
= Naverまとめ =

要は、利用客の誰かがバレンタインのチョコレートを誤って線路に落としたかなんだかって話。
当の駅員からしてみれば、気の効いた事を言ったつもりなのかもしれないけど、あの大雪の状況と、その後の横浜線の大トラブルに巻き込まれた立場の人間からすると、正直あんまし笑えない。
まぁ、あの日が、何事も無い平和で平凡な1日だったら、駅員の微笑ましいエピソードとして成立するのかもしれないけど、結果論からすれば、あの大雪の中、チョコレートで止まるような電車だからこそ、その後のトラブルにも対処できねぇんだよ!てな話になっちゃうんだよなぁ。

う〜ん...
そんな訳で、災害や災難を通して、世の中の妙なズレを垣間見たような気がする週末でした。

追記:エントリーのタイトルがしっくりこなかったので変えました。