穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

ゴールデンウィーク事 音道楽編

直前まで、あれやこれやらと色々予定を立てていたものの、結局、寝GWで過ごしてしまった穴ぼこオヤジ(笑)
まぁ、それでもちょこちょこと何かしら動いてはいたんだけど、週末にプールに泳ぎに行こうと思っていたら、大会使用の為に一般利用が不可となっていて、GW終盤は、ふて腐れて、ホントに家でゴロゴロしちゃってたんだよね(笑)
お陰で、せっかくそれまで地道に励んでいたダイエットも、週末の過ごし方が祟って、なんと最後の2日間だけで3キロものリバウンド!(汗)
約1ヶ月分の地道な努力が、たった2日間を怠惰に過ごしただけで、すべて水泡に帰することに(爆)
でもって、この虚しさはなんだろうと思っていたら、その昔、パチンコで大負けしていた時の記憶がフラッシッバックしてきた(笑)
って、学生時代からまったく進歩が見られまへんな...

で、その他、GWはどんな愚行を働いていたのかというと、ディスクユニオンで漁ってきた中古CDやネットで買った新譜のCDを家でずっと聴いておりました(笑)

ちなみにラインナップはこんな感じ↓


マイケル・ジャクソン オフ・ザ・ウォール
オフ・ザ・ウォール
前から探していた中古CDを遂にディスクユニオンでゲット!
お陰でテンション上がってもうて、他の中古CDを余計に漁ってしまった(汗)
それにしても、やっぱ良いアルバムだねぇ


収録曲の1曲で、こちらは本家、キャロル・セイヤー・べイガーのヴァージョン。
全然関係ないけど、こっちの曲の方が松原みき感が強い?(笑)


薬師丸ひろ子 ベストコレクション
ベスト・コレクション
穴ぼこ嫁の鼻歌用に購入
案の定、穴ぼこ嫁の体が?口が?勝手に反応していた(笑)
恐るべし80's世代!(汗)
まぁでも、それって、松本隆の詩がそうさせる要素が多分にあって、実は彼女のヒット曲のほとんどが松本隆の詩だったことを思い知り、改めて、偉大な作詞家であることを再認識せずにはいられなかったね
「好きよ...でもね...たぶん...きっと」
凡人には、逆立ちしたって、こんなフレーズ出てきやしません(笑)


メタリカ メタリカ
メタリカ
なんだか急に「Enter Sandman」が聴きたくなってゲット
恐らく、マリアノ・リベラロスなんだと思う(笑)


ロストロポーヴィチ小澤征爾 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
もっぱら交響曲しか聴いてこなかったんだけど、触手を広げる入門編として協奏曲にも手を出してみようと思い立ち、まずはこの名盤辺りから


サイモン・ラトル/ベルリンフィル ブラームス:ドイツレクイエム
ブラームス:ドイツ・レクイエム
ブラームスは時間をかけて制覇していこうかなと
意外にも最近はミサ曲が気になりだしているんだけど、これも歳のせい?(笑)


カルロス・クライバー ベートーヴェン交響曲第6番「田園」
SINFONIE 6 F-DUR OP.68
恐らく、ベートーヴェンのファンからしたら、このクライバーの指揮は「迷演奏」ということになるのだろうけど、クライバーのファンからすれば「名演奏」となるのであろう1枚
それを証明するかのように、演奏終了後、観客があっけにとられるような数秒の間があった後に、まばらな拍手が徐々に熱を帯びて行く様子が収められていて、それだけでも一聴の価値あり(笑)


アシュケナージ ベートーヴェンピアノ三重奏曲第2番
Beethoven: Piano Trios 5-7, 9 & Variations on an Original Theme
マイケルをゲットした勢いで、つい手にとってしまった1枚(笑)
クラシックのピアノ曲って、ほとんど聴かないんだけど、アシュケナージの作品を聴いてみてもいいかなと


とまぁ、マイケルの旧譜をゲットしていなかったら、恐らくこんなに買うつもりは無かったんだけど、ディスクユニオンで丁度、値札のタグの色別によるセールをやっていたこともあって、余計に中古CD漁りに拍車がかかってしまったんだよね(笑)
とはいえ、それでもセール対象のCDばかりだったんで、リーズナブルに済んではいるんだけど...
そんな訳で、戦利品を抱えてレジで精算をしようとすると、店員のお兄さんの口から思いもしないセリフが発せられることに。

「セール対象のお品物は1点だけでよろしいでしょうか?」

えっ??!!
ちょっと待って、店員さんよ、アンタ今何て言った?
セール対象が1枚だけって...
冗談言っちゃぁいけないよ!
これ全部、セール対象商品でしょ!
と、レジカウンターに差し出した戦利品を見て、はたと気がついた...

ん?
...もしかして色違い?!

そう、どうやら、セール対象となる値札の色を見誤っていたらしい(爆)
思わず、心の中で「オーマイガッ!」と叫ぶ穴ぼこオヤジ(笑)

実は、このディスクユニオンのセールというのが、何気にややこしい仕組みになっていて、商品についている値札の色が数種類に分かれているんだけど、そのうちの4色にそれぞれ4パターンの割引率が適用される仕組みになっていて、てっきりセール対象の商品だと思って手にしていた中古CDのほとんどが、実は微妙に色が違うセール対象外の商品ばかりだったんだよね(汗)

http://file.blog-shinjuku-soul.diskunion.net/845ca9ba.jpeg
※参考に新宿店でのセール事例を引用

てか、どれも中間色ばかりで、そんなの一々見分けられないよ!
もうさ、年寄りしかCD買わないんだから、もうちょっと気を使ってもいいんじゃね?
って、まさか!あえて間違えて買わせようとさせる販売戦略とか?!(汗)

という訳で、今更レジのの前で「間違えてたので買うの止めます」なんていう、せこいセリフを吐く訳にもいかず、なんとか平静を装いながら、予定よりも1000円以上も高く付いてしまった中古CDを涙目で買う穴ぼこオヤジなのでした(泣)
いかん、ディスクユニオンの策略に見事にハマってしまった(汗)

で、そんな折れた心を癒すためか?
いつか買おうと思っていた以下の新譜をネットでポチってみることに。


ルーカス・アルーダ ソラー
Solar
フランスのレーベルからリリースされたブラジリアンフュージョン系の新譜
ルーカス本人がフランス在住のブラジル人で、2ndとなる今作には、アジムスのメンバーやリオン・ウェアが参加していて、これらに反応する人は買って損はしない1枚
ちなみに、日本盤はPヴァインから出ているんだけど、最近のPヴァインって、いわゆるAOR的なアプローチをしている作品のリリースが目に余る気がするんだけど(笑)前からそんな芸風だったっけ?


V/A AMERICANA ROCK YOUR SOUL
AMERICANA - ROCK YOUR SOUL - BLUE EYED SOUL AND SOUNDS FROM THE LAND OF THE FREE

V/A AMERICANA ROCK YOUR SOUL 2
AMERICANA 2: ROCK YOUR SOUL - MORE BLUE EYED SOUL & A.O.R. SOUNDS FROM THE LAND OF THE FREE
イギリスのクラブ系レーベルからリリースされたコンピを2枚買い
ベタなタイトルにベタなジャケットで騙されそうになるけど、エリック・タッグなんかが収録されていて、まったくもってアメリカンロックじゃない、大人用フロア向けのレア音源がたっぷり入った看板に偽りありの好コンピ(笑)
思うに、先のルーカス・アルーダもそうなんだけど、いわゆる日本発のAOR的な解釈のサウンドが欧米のクラブシーンで支持を集めだしているってことなのかなぁ?
ある意味、音楽産業の変化とそれに伴う世代間ギャップが、かようなシーンを醸成している気もするのだけれど
しかしなんだね、これだけパッケージと内容がかけ離れたCDも珍しい(笑)
あえて狙ってやっているのかもしれないけど、セールス的にはマイナスの影響しかないような...
実際、どれくらい売れているのだろう?


ちなみに、1枚目に収録されていたこの曲が個人的には収穫


国分友里恵 Relief 72 hours
Relief 72 Hours
AOR、シティポップ的な旧譜を色々探っていたら辿り着いた1枚

日本ってつくづく不思議な国だなぁと思うのは、最近は排他的で保守的な社会の流れを敏感に感じるのだけれども、こういったマニアックな音楽マーケットが確実に存在するという意味においては、他国の追随を許さない高い雑食性かつ多様性を一方で感じずにはいられないんだよね。
例えば食文化でも同じことが言そうなんだけど、他文化が日本に入ってくる際に、島国だからなのか、その文化的な背景までは海を越えることができず、結果、先入観や偏見のないままに他文化に触れることで、直感的かつ貪欲なカスタマイズが可能となって、日本カラーに染め上げた新しい文化を生み出してきているような気がするのだけど、果たしてどうだろう。
でもって、そんな日本の文化が、逆に欧米の文化を刺激して、再度、日本に逆輸入されるというサイクルが、ネットの登場によって更に加速度的に起きているように感じる。
今回手にしたルーカス・アルーダや「AMERICANA ROCK YOUR SOUL」のコンピなんかもそうだけど、AOR*1と呼ばれる日本独自のジャンルを意識した海外の音楽が明らかに増えている印象があるよね。
これって、ある意味、ガラパゴス文化の逆襲って話?(笑)
それこそ、べビーメタルの世界的な人気は、もしかすると、かような文化をひっくるめたシンボリックな現象なのかもしれないと思ってみた。




ん?
ところで、もし仮にアナタが、恐らくこの世に存在しないであろう穴ぼこブログの熱心な読者だとしたら(笑)
ここで、ある一つの疑問が...?

そういえば、オーディオアンプが、ぶっ壊れていて、CDが聴けなかったはずなのでは...?

詳しくは過去エントリーを参照 → 耳の痛い話

手短に言うと、これまで穴ぼこ生活に音楽を届けてきてくれたリビングにあるオーディオアンプなんだけど、接続先を切り替えるダイヤル型のセレクターが勝手に動き出す故障に見舞われてしまい、とてもじゃないけど、オーディオが聴ける状態ではなくなっていたんだよね。
ところが、その後、更に色々調べていくうちに、ダイヤルの接触不良による故障であれば、修理できる可能性があることを突き止めるに至り、でもって、どうせ買い替えるならということで、ダメ元で自力での修理を試みることに。

そんな訳で、ゴールデンウイーク唯一の大仕事として、アンプの修理にせっせと励んでおりました(笑)

ちなみに具体的な修理方法はというと、アンプのカバーを外して、中のセレクターのダイヤルの接触部分の電子基盤に、とある秘密兵器を吹きかけるだけ。
意外と簡単でしょ(笑)
でもって、その秘密兵器とは...?!


その名も「接点復活スプレー」!!!

って、マジでリアルにドラえもんに出てきそうなネーミングなんだけど...(汗)

文字通り、汚れや酸化によって通電が不安定になっている電子基板に直接スプレーするだけで、汚れを落としながら新たにコーティングを施し、安定した通電を取り戻すという優れモノ。
ちなみに、ネットで、町田のヨドバシカメラに僅かながら在庫のあることが分かったので、慌てて買いに走ったんだけど、最初にオーディオ売り場に行って店員に尋ねたところ、まさにたらい回しのように、売り場を渡り歩く羽目になって、ようやくパソコンフロアのパーツ売り場で、待望の対面を果たすことに(笑)

ということで、さっそく秘密兵器を用いて、アンプのカバーのネジを外して分解すると、四苦八苦しながらも、セレクター部分まで捌くことに成功。
要は、解剖学の世界なんで、魚を捌く要領と大して変わらないんだよね(笑)
ただし、残念なことにセレクターの基盤を単体では取り外せない構造になっていたので、ネットのオーディオ修理関連のブログなんかを参考に、故障個所の基盤と思しき付近に、適当にノズルを差し込んで半ば強引にスプレーしてみることに。
なんか、隙間に隠れたゴキブリに殺虫剤を掛けている感じなんだけど(笑)

ということで、修理そのものはこれで終了!
スプレーを吹きかけただけなので、当たり前と言えば当たり前なんだけど、全く治った手応えがないまま、基盤やネジをはめて元通りに組み立て直して、恐る恐る電源を入れてみると...電源ランプが光った!
そして、プレーヤーやらスピーカーやらを元通りに接続して聴いてみると、無事に音も出たぞ!
とりあえず、分解で余計な故障は起こしていない模様。
で、肝心のセレクターはというと、今のところ、勝手に切り替わる暴走モードの兆候は全く無し!
ということで、どうやら修理は無事に成功!!
いやぁ、まだまだ穴ぼこオヤジの腕も捨てたもんじゃないね。

そんな訳で、ゴールデンウィーク以降、再び音楽のある穴ぼこ生活を取り戻すことができました。
めでたしめでたし!!

...とは、いかないのが穴ぼこ生活(爆)
というのも、先日、CDを聴いていたら、突然、スピーカーの音が無音状態に!(汗)

えっ?!
まさかの暴走モード突入!?
結局、アンプの修理は失敗だったのか...(泣)

と思ったら、今度はCDをかけていたプレーヤーに、再生中に途切れてしまう故障が発生(爆)
う〜ん、恐るべし穴ぼこ生活!






*1:アダルト・オリエンテッド・ロックの略。文字通り大人向けのロックやポップスを主に日本で独自の解釈、発展を遂げてきた音楽ジャンル。欧米ではアダルトではなくアルバムを中心とした音楽制作を行うアーティストや作品を指し場合に用いられる