穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

金時山

穴ぼこ嫁のお友達が企画したハイキングに穴ぼこオヤジも同行させてもらうことになり、先日、穴ぼこ夫婦と穴ぼこ嫁の友人2人とで箱根にある金時山に登ってきました。
箱根外輪山の一角にあり、なんでも金太郎の由来にもなっている山なんだとか。
で、標高1200メートルを超える、初級者から中級者まで楽しめる登山コースとなっていて、リハビリ中とダイエット中の穴ぼこ夫婦にとっては、まさにうってつけの登山。
ちなみに、そんな絶賛ダイエット中の穴ぼこオヤジなんだけど、実はこの数日前に、仕事場から自宅までの約18キロの道のりをジョギングで帰っていた際に、道路の縁石に足を取られてもんどりうって転げて、左足の甲で着地するというウルトラC級の捻挫をしてしまい、人気の無い夜道に、オッサンが一人で悶絶しながらのたうち回るという、えらいシュールな悲劇を引き起こしておりました(汗)
でもって、半べそを掻きながらなんとか自力で家まで辿り着いたものの、捻挫した左足をかばって、今度は逆の右足まで痛めるという負の連鎖に陥る始末(笑)
そんなことがあって、とてもじゃないけど、万全の状態でハイキングを迎えられそうもなくなってしまっていたんだよね。
とはいえ、山登りを簡単に諦める訳にもいかなかったので、身を任せられる道具を揃えて、なんとしてでも山登りに臨むことに。
そんな訳で、ドイターというツーリング系ブランドのリュックとトレッキングポールを慌てて購入してみました(笑)


http://www.deuter.com/assets/products/backpack/360x500_7414_Futura28-4700-14.jpg
蒸れ防止で背中にスペースが出来るタイプのリュックなんだけど、背中に密着しない分、軽く感じられ、思いのほか疲れにくかった
ただし、背板が入っている影響で収納力はイマイチ


トレッキングポールというと聞こえは良いけど、要は足をくじいたオッサンが用いる「杖」代わりとして購入(笑)
カメラを撮ったりするので、2本セットではなく1本のT字タイプの物を購入。
しかし、何気に高かった(汗)


ちなみに町田からだと、小田急ロマンスカーを使えば、金時山の登山口を経由するバスが出ている箱根湯本駅に簡単にアクセスできるので、新宿から急行バスで登山口に直行する友人達とは現地で合流することに。
そんな訳で、万が一に備えて、ロマンスカーのチケットをネット予約で前日に手配し、更には、穴ぼこ夫婦でロマンスしながら朝食が摂れる様、前夜におにぎりを作るなど、入念に準備を整えて就寝すると、当初の予報よりも天候にも恵まれて、遂に登山当日の朝を迎えることに。

ところが、朝になって穴ぼこオヤジが目を覚ましたのは、目覚まし時計のベルではなく、穴ぼこ嫁の「やばい!どうしようっ!!」という叫び声。

って、あろうことか、まさかの寝坊ですやん!(焦)
いつもの癖で穴ぼこ嫁が目覚ましを寝ぼけて消してしまうという失態を演じ、その後、奇跡的に自力で目を覚ましたものの、時計に目をやると我に返って絶叫したらしい(笑)
ちなみに、ロマンスカーの出発時刻までに残された時間は、なんとわずか30分!(汗)
ちなみに、駅までは徒歩15分(笑)
う〜ん、どう考えても絶望的な状況。
それでも、慌てて飛び起きると、幸い、事前の準備が奏功して穴ぼこオヤジの身支度はなんとか整いそうなものの、一方、穴ぼこ嫁に目をやると、なんと、この期に及んでタオル片手に風呂場に入ろうとしてるし...

いやいや、ここ女子力が必須なシチュエーションじゃないから!
マジでシャワーなんぞ浴びてる時間なんて無ぇぞ〜!
てか、この時点で、どう頑張ったって、ロマンスカーの時間に間に合うのは無理でしょ。

ということで、ぎりぎりまで待ってはみたものの、もはや制限時間の限界に達してしまい、シャワーを浴びて勢いよく風呂場から飛び出してきた穴ぼこ嫁をしり目に、一人、玄関を出て町田駅へと先を急ぐ穴ぼこオヤジ。
新調したドイターのリュックを背に、そしてとりあえず、荷物がぎゅうぎゅうに詰まった穴ぼこ嫁のリュックを腹に抱えるように持ちながら、早朝の町田を通り抜けると、諦めの境地と供に町田駅に到着(笑)
そしてまさに、ロマンスカーの到着を告げる踏切が鳴り響き、穴ぼこオヤジが町田駅の改札の前で、もはやこれまで!と観念したその時!?

髪を振り乱し、もの凄い形相で階段をドタドタと降りてくる一人のオバサンの姿が!!

え〜っ!?
間に合ったの?

でもって、平時なら間違いなく赤の他人の振りをするシチュエーションなんだけど、穴ぼこ嫁の必死な姿に気押されてしまい、思わず手を差し伸べてしまう穴ぼこオヤジなのでした(笑)
そんな訳で、D級韓流ドラマのような流れの如く、そのまま駅のホームを二人で駆け抜けて、ロマンスカーに文字通り飛び乗ることに成功!
いやぁ、めでたしめでたし...

って、いやこれ、ハッピーエンドの話じゃなくて、まだ山に登る前の話なんですけど!(爆)
先が、思いやられるわ!

それにしても、絶対に間に合わないと思ったんだけど、お前はオルフェーヴルか?!というくらいに、まさかの大コケからとんでもない末脚を披露してみせた穴ぼこ嫁。
さすが、毎朝、バタバタしながらの出勤で鍛えられているだけのことはあるね(笑)
って、いやはや、感心しちゃって良いのやら悪いのやら。

ただし、本来なら、二人で朝食のおにぎりを頬張りながらロマンスするはずだったのに、穴ぼこオヤジの隣には 顔面を汗だくにしながら、おにぎりを貪り食う穴ぼこ嫁の姿が(笑)
ロマンスというよりは、もはやバイオレンスですな(爆)

思うに、普通、山登りのブログを更新するのであれば、登頂から下山までの模様を中心に、道中の景観なんかも織り交ぜながら書かれているのだろうけど、山登りはおろか、家を出発する時点で、こんだけのボリュームを擁するって、一体、どんな登山なん?!(笑)
そんな訳で、無事、現地で穴ぼこ嫁の友人達とも合流できたので、以下、山登りの様子は手短にお伝えすることに(笑)



登り始めてから間もなく、なかなかに幻想的な光景に出くわす穴ぼこ登山隊
とはいっても、植林によって生み出された人工的な自然ではあるんだけどね(笑)
進撃の巨人」に出てきそうな雰囲気?




道中には、まだ所々で桜の花が残っていた








どこからともなく歓声が聞こえてきたので、その方向に目をやると、雲の切れ間から一瞬だけ富士山の頂が姿を現してくれた








更に登っていると、またもや一瞬だけ富士山登場(笑)ただし、残念ながらこれを最後に雲に覆われると、二度とその姿を拝むことは叶わなかった






この後、ご覧のデカいお尻が幸いする出来事が、穴ぼこ嫁の身に降りかかるとは...




中腹から望む箱根山
ちなみに、右下には仙石原に連なるゴルフ場が...いかん、そっちが気になる(笑)




無事、山頂に到着したところで茶屋にて昼食。穴ぼこ嫁は名物のなめこの味噌汁を頬張ってました(笑)
ちなみに、有料トイレが完備の上、茶屋も2軒あるなど、山頂のインフラが充実していることもあってか、サル山のような賑わいをみせていた(汗)




山を下り始めると、あっという間に雲が立ち込めてきた












この先の蛇行する下り道で、目の前を歩いていた穴ぼこ嫁が、突如、視界から消えるように滑り落ちることに(汗)
幸いなことに、お尻に蓄えている低反発機能が働いて大事には至らず




左端に写る泥だらけのデカ尻1名を覗いて、皆、無事に下山


以上、ご覧の通り、ハプニングがありつつも、金時山を充分に堪能することができました。
そんな訳で、山頂での賑わいが象徴していたように、まさに老若男女問わず登れる山だったね。
そういやぁ、乳幼児を抱えて登るファミリーともすれ違ったっけ(汗)
ただ、大勢の登山客が行きかうだけに、そこそこ整備された登山コースになっていて、その分、自然の趣を感じるのには少々不向きな山だった感も。
要は、箱根という土地柄もあると思うんだけど、観光的な要素を多分に取り入れた登山コースということなんだろうね。
正直、そういった意味での物足りなさはあったけど、瀕死の重傷を負っていた穴ぼこオヤジの両足にとっては、結果的に丁度良かったのかも(笑)
何より、トレッキングポールがあんなに重宝するとは思わなかった(汗)
将来、安易に杖に頼ってしまいそうで、なんだか怖いけど...

ちなみに、帰りは御殿場方面に向かって、御殿場市温泉会館に立ち寄って疲れを癒すことに。
公共の温泉施設なんで入浴料が安かった上に泉質もかなり良かった。

http://www.jaf.or.jp/jafnavi/driveguide/local/img/shizuoka_gotemba/221102670002_03.jpg
晴れていれば、温泉に浸かりながら、こんな景色が拝めたんだけど...
何も見えなかった (ToT)/


その後、友人達とは御殿場駅で別れ、JR御殿場線から小田急線に乗り継ぎ、行きとは違って、すんなりと家路に着くことができました(笑)
そんな訳で、良い機会を作ってくれた穴ぼこ嫁の友人、UっちーとKちゃんのお二人に心より謝謝。
これに懲りずに、これからもお付き合い願いたいところですな。
m(_ _)m

いずれにしても、町田からだと、箱根や丹沢方面のアクセスがかなり楽だったので、今回の金時山に限らず、今後も色々と行ってみたいところ。
ちなみに、穴ぼこオヤジ的には、急勾配とバカ尾根と揶揄される稜線歩きが楽しめる「塔の岳」という中級者向けの登山コースがずっと気になっているんだけど、情報によると丹沢山系には山ビルが多いらしく、穴ぼこ嫁が難色を示している次第(笑)
仮に行けるとしたら、山ビルがいなくなる秋頃?

さてさて、次回の穴ぼこ登山はいずこへ?
あっ!でもその前に、簡単に止められない目覚まし時計を買わないとね(爆)