穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

ネコ嫁にあまちゃん

カーネーション辺りから、NHKの朝の連ドラが何気に面白くなったような気がしてるんだけど、どうかな?
そんな訳で、当然のことながら「あまちゃん」も初回からずっと見ていた穴ぼこ生活。

なのに、なぜか穴ぼこ旦那が「あまちゃん」を見ていると、途端に機嫌が悪くなる穴ぼこ嫁ことネコ気質な我が嫁。
どうやら、ネコ嫁のことを放っといて、テレビに噛りついている旦那の態度が癪に障るらしい(笑)
って、自分も旦那そっちのけで、土曜ワイド劇場とか必死で見とるやないかぁ〜!
でもって、崖の上で犯人が語る身の上話で、あっという間に号泣とかしているの、どこのどいつだぁ!


JR町田駅ホームの看板にまで「あまちゃん」ブームが到来!

ちなみに、ここ最近のテレビドラマというと、件の朝ドラ以外ほとんど見ることは無かったんだけど、この夏のドラマに限っては「DOCTORS2」と「Woman」が結構面白くて、何気にハマって見ておりました。
あっ、一応「半沢直樹」も(笑)
それこそ「Woman」では、電車内にて携帯のワンセグで見ていた時に、母娘が和解する感涙モノのシーンが流れちゃったりしたもんだから、本気で焦ったことも(笑)
さすがに、中年のオッサンが電車内で携帯片手に号泣してたら、どう考えても怪し過ぎるでしょ(爆)
ついでに言うと「Woman」も、穴ぼこ嫁の機嫌が悪くなるドラマだったなぁ(笑)
世間では、嫁がハマって、旦那が拒絶反応を示すのが、デフォルトのドラマだったはずなんだけど、なぜか、穴ぼこ夫婦では逆転現象が起きておりました(笑)

んで、話を戻すと「あまちゃんは」ほんとに凄いドラマだったなぁと改めて思う次第。
というか、宮藤官九郎の熱を感じるドラマだった。

インタビューなんかで本人は、震災を深く描くつもりが無かったようなことをさらっと話していたんだけど、ありゃ本心ではないね。
ドラマを見ながら感じたんだけど、むしろ彼は、確信犯的に震災を描くドラマを作ろうとしてたんじゃなかろうか。
考えるに、大衆娯楽や大衆文化の意義を「あまちゃん」を通じて、震災後の日本に問いただしたかったんじゃないのかなと思ってみた。

あまちゃん」は、まさに主人公が、アイドルという存在を通じて、みんなを元気にするために何が出来るのか?という視点で描かれてたドラマだった思うんだけど、実は、そもそも、ドラマそのものが娯楽という存在でもある訳で、「あまちゃん」というドラマを通じて、いかに人々に元気になってもらうかという、同様のテーマの二層構造になっていたんだよね。

んな訳で、巷では、表層的な部分で盛り上がっている気もするけど、人類にとって娯楽とはなんぞや?という、本質的には、あまりに深いテーマを投げかけていたドラマだったんだと穴ぼこ的には思う。
まぁ、逆に言えば、だからこそ、視聴者の深層心理に響いて、他のドラマでは見られない異様な盛り上がりを見せたのかもしれないね。

少なくとも、穴ぼこ的には、かつて音楽に携わる仕事をしていたのと、震災後、そんなライフワークでもあった音楽を、普通に聴けるようになるまで数ヶ月もかかった経験があっただけに、色々と深く突き刺さるものを感じるドラマでした。
そういう意味では、確かに、ネコ嫁そっちのけで見ていたのかもしれませんな(笑)

元々、クドカンの脚本って、軽妙さが先行しちゃっててあまり好きになれなかったんだけど、朝の連ドラという王道感が、絶妙な按配を生み出すことに奏効したとも考えられるね。
それこそ、音楽を担当していた大友良英なんかも、元々はフリージャズやノイズ系の出身で、その一方でハンディキャッパーの人達とワークショップもやってたりするような稀有なミュージシャンでもあった訳で、なんかそういった変り種の人達が、王道ドラマを極めようとしたことで、面白さの化学反応が起きたドラマだったんだなと思う。

そんな訳で、あまロス症候群なんか、自分には関係無いと思っていたんだけど、新シリーズの「ごちそうさん」を全く見る気がしなくなっているのは、やはりあまロス症候群にかかっているからなのか?(笑)
いやいや、朝からネコ嫁の笑顔を見たいから...だよね?(汗)



こちらは、リアルにネコとあまちゃん(笑)
残念ながら、大人の事情で無音声になっちゃったみたい