穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

アイルランド対スコットランド戦に行ってきた

天気予報はあいにくの雨だったので、試合会場の横浜国際競技場に自転車で向かうのを諦めて電車で行くことに。
で、町田駅JR横浜線に乗る前に、ダイソーでレインウェアのポンチョを購入。
でもって、会場のセキュリティの都合で、入場ゲートを通過するのに60分以上かかる場合があるとの注意があったので、慌てて買い物を済ませて、急いで駅の階段を降りていたら、思いっきりコケてしまい、足をくじいてしもうた(汗)
しかも、足首と膝の靭帯をかなり伸ばしたみたいで、なんか当分走れそうにもない程の痛みなんだけど...う~ん、なんとも幸先の悪いスタートだぞ。
ただし、横浜線に乗ってみると、普段とあまり変わらない雰囲気で、ほんとにワールドカップの試合が始まるの?ってな感じ。
でも、よくよく周囲を見てみると、妙にカンタベリーの着用率が高いような気も(笑)
かく言う穴ぼこオヤジもカンタベリー着てるし。

そんなこんなで、最寄りの小机駅に到着。
さすがに駅を出てみると、観客で会場までの道のりが埋まっていて、ようやくワールドカップを観に来たんだなという雰囲気に出くわした。
当然ながら、日本絡みの試合ではないので、3~4割が外国人で、そしてそのほとんどが緑色のアイルランドサポーター。
さすが世界ランク1位だけあって、意気込みが違うね。
しかも、どの皆さんもビール片手に既に出来上がっているご様子。
恐らく、国際大会かつラグビーの試合でないと、なかなかお目にかかれない光景だろうね。

で、用心してキクオフ1時間以上も前に到着し、覚悟を決めて入場ゲートに向かったのだけど、さほど混乱することもなくセキュリティチェックを通過して、スムーズに入場。
って、慌てて駅の階段を降りて足をくじいたのは、一体なんだったのかってな話だよ。

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会場に到着


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ゲートを潜り抜けると


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ラグビーのフィールドが目に飛び込んできた


そんな訳で、幸い雨はまだ降っていないものの、妙に時間を持て余してしまったので、女子ゴルフと大相撲中継を携帯で見ながら、会場が暖まるのを待つことに。
そして両チームがウォーミングアップを終える頃には、いつの間にやら満席となり、徐々に熱気が高まってくると、いよいよ試合開始。

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座席からの構図


尚、試合は、前半からアイルランドペースで進み、スコットランドが守勢に回ったままハーフタイムに突入。
そういえば、穴ぼこオヤジの目の前で、既に前半からスコットランドの控え組がアップを行っていたんだけど、早くも彼らが劣勢に立たされていたことを物語っていたように思えたね。
で、後半になると、霧雨が降り出して、それこそ、アイルランドのチャントが木霊すると、なんか日本じゃなくて、エジンバラやダブリンで試合をしているかような雰囲気が会場を包む。
ちなみに、どこからともなくバグパイプの音も鳴り響いてた。
って、一体、どうやってセキュリティをかいくぐったんだ?
そんな訳で、この雰囲気を味わえただけでもワールドカップを見に来た甲斐があったというもの。

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霧雨に包まれるスタジアム


さてフィールドに話を戻すと、後半は多少スコットランドが盛り返したものの、得点は前半のペナルティゴールであげた3点のみで、終わってみればアイルランドスコットランドを圧倒し試合終了。

いやぁ、率直に言ってアイルランド強いっす。
マイボールはフォワードでもバックスでもフェーズを重ねて確実に前進していくし、キックの判断も適格だし、ボールロストも少ないし、争奪戦も優勢だし、いやはや付け入るスキがまったく見当たらたなかった。
一方、スコットランドは攻め手を失い、同じ攻撃を繰り返しては跳ね返されてばかりで、アイディアやバリエーションを欠いていて、この出来なら日本にもかなりの勝機があるように思えたね。
ただし、アイルランドには正直、まったく歯が立たない気しか起きなかった。
まじで、日本代表が予選突破を本気で考えるなら、無理に勝ちに拘った試合をしない方がいいかも。
少なくともまともに戦って勝てる相手ではないので、数少ないマイボールをなんとか繋いで、パスやキックで、アイルランドを揺さぶることが出来るのかが、勝負の鍵になるんじゃないのかな。
となると、スタンドオフ田村の出来次第ってところなんだけど、いかんせん彼のプレーはムラっ気が多過ぎて、むしろ日本代表自らを揺さぶりかねないからなぁ。
どうも練習では、山中がフルバックとして先発組に入っているらしいので、やはりキックでゲームをコントロールしたいと考えているんだろうね。
いずれにしろ、なんとかロースコアの試合に持ち込んで、負けてもアイルランドにボーナスポイントを与えず、しかも日本もボーナスポイントを取れようものなら上出来でしょ。

それにしても、やっぱポスト裏って一番安価なだけに、ラグビーの試合を楽しむには不向きな席なんだということがよく分かった。
特に前半はアイルランドの攻撃が逆サイドでずっと展開されていたので、霧雨と相まって、どんなプレーが行われているのかまさに五里霧中な感じ。
もちろんレイドローのイケメン振りなぞ分かるはずもなく(笑)
まぁ、後半、こっちに向かって目の前で決めたアイルランドのトライシーンは迫力あったけど。
ただ、海外で試合を見ているような体験ができたので、それだけでも充分楽しめたし、お釣りは来たと思うよ。

ちなみに、飲食持ち込み禁止の問題点が既に指摘され始めているけど、ビールは売り子もいたりして、買い求めやすいものの、ハイネケンの独占販売になっていて、しかも、かなりのお値段なので有難みは乏しかった。
でもって、その他の食べ物やソフトドリンク類は場内にある売店の販売のみなので、大行列になっていた様子で、選択肢の少なさには目に余る感じがしたね。

大会の告知では、子供や初心者を呼び込む施策を色々と打っているように思えるけど、残念ながら、実際の試合会場では、恐らくこれまでの大会のレギュレーションをそのまま持ち込んでるようで、外国人の観客は慣れているかもしれないけど、日本の子供達やラグビー初心者のことを思うと、まるで彼らの存在が無視されているかのように思えて、正直、失望を禁じ得なかった。
大会の名称使用の件でも感じたのだけど、本気で日本にラグビー文化を根付かせたいのであれば、かようなちぐはぐな感じを是正しないことには、仮に盛り上がったとしても、一過性のブームにしかならないと強く思う次第。
ただでさえ、ルールが複雑な競技なだけに、子供や初心者目線での「おもてなし」は必要不可欠だと思うのだけどねぇ。
でないと、ラグビーに興味を持ってもらうどころか、後味の悪い印象を植え付けてしまいかねないよ。
試合中の場内アナウンスも淡泊だし、簡単なパンフレットを作って配るとかさ、色々改善できる余地はありそうだけど、どうなんだろうね。

なんて思っていらたら、多少は改善するみたい。

www.nikkansports.com

一方、穴ぼこオヤジの方は、帰路につくべく小机駅に向かったのだけど、気が滅入るほどの混雑にはならず、横浜線も普通に乗れて、あっさり町田まで戻ってこれちゃった。
なんか、フラっと立ち寄るような感じで、ビールを飲みながらワールドカップを見て、サクっと帰ってこれちゃったので、思っていた以上にカジュアルに楽しめるワールドカップ観戦だった。
まぁ唯一、脚の怪我だけが疼いているけど(爆)

さて、穴ぼこのオヤジの次戦はというと、日本代表にとって大一番になるであろうスコットランドとの一戦。
恐らく、今回のようにカジュアルな気分で見届けることにはならないだろうね。
果たして、歴史の目撃者になれるのだろうか?

そんな訳で、やっぱり横浜で行われる準決勝のチケットを頑張って取ってみようかなと思ってみた穴ぼこオヤジなのでした。
う~んでも、ポスト裏でも15,000円はするんだよなぁ。
ゴルフ1回分かぁ...(溜息)