チリワインの旅 - 穴ぼこ生活

いつ頃からかはわからないけど、ワインを飲むと軽い喘息のようなアレルギーを起こすようになったワタクシ。
で、調べてみるとワインアレルギーなるのもがあるそうな。
主に赤ワインで起きるようなんだけど、詳しい原因はまだよくわからないらしく、世間での認知度もいまひとつ。
でもって、更にワタクシの場合、飲んでみないとアレルギーが出るかどうか判らない、なんとも気まぐれなアレルギー反応なので、毎度、黒髭危機一杯！的なことに（笑）
そんなハンディにもめげず、ワインを飲み続けた穴ぼこだらけのウン十年人生。
すると、人間の学習能力とは大したもので、そのうち傾向と対策が見えてくるものなのですね。
その結果、オーガニックワインとチリワインの時に黒髭クンが飛び出さないことが、長年のフィールドワークで解るようになりました。
...って、オーガニックワインはもっともらしいけど、なぜにチリワイン？？？

話は10数年前に遡ります。
知り合いに連れて行かれたお店で出されたワインを飲んだら、美味しい上にアレルギーも出なかったことがあって、気になってラベルを見ると「LOS VASCOS（ロスヴァスコス）」の文字が。
このロス・ヴァスコスこそ、チリワインを代表すると言っても差し支えないハイコストパフォーマンスワインで、まだチリワインがそんなに注目されていない頃に、ハウスワインとして出していたなんて、今思えば中々目利きの効くお店だったんですね。
そんな訳で、ロス・ヴァスコスとの出会い以来、チリワインを意識して飲むようになっております。

元々ハイコストパフォーマンスなワインが多い産地な上に、アレルギーも出ないとなれば、飲まない訳にはいかないでしょ。
そして、穴ぼこ生活に磨きがかかった今では「￥1,000前後で巡るチリワインの旅」を続けるに至っているという顛末。
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で、最近では「コノスル」という銘柄を旅している途中のワタクシ。
デイリーワインとして世界的にも人気の銘柄です。
入手しやすい上に種類も多く、オーガニック系もあるので、片っ端から大人買いしては飲んでます...といきたいところなんだけど、穴ぼこ生活な日々を送っているので、実際は１本入魂！とチビチビいかせていただいております（笑）

で、これまでに４種類ほど試してきてみたものの、いずれも香料と酸味が強い印象があって、正直なとこころいまひとつな感じ。
それでも、充分にコストパフォーマンスは良いのだけど、何か物足りない気がするんだよなぁ。
で、今回地元のスーパーで買い置きしていた「コノスル・メルロー」を開けてみて再度トライすることに。
ちなみに肴は、焼野菜のマスタードソース添え。
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で、１杯ゴクリ。
う〜ん、口当たりはいいんだけど、やはり酸味が強く残るかな。
好みと言ってしまえばそれまでなんだけど何かが違う。
４種類飲んでみて、それぞれに同じ印象ということは、この味がコノスルの方向性なんだろうね。
となると、片っ端から飲み続けるべきかどうか迷うなぁ。
まだピノ系を試していないので、気にはなっているんだけど...

なんて気軽にあれこれ飲み比べできるのも、チリワインの楽しいところ。
そんなこんなで、穴ぼこ生活が続く限り、安ワインの旅もまだまだ続いていくのです。
おやおや、次回はどこ行くんですか〜？！