穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

大漁!

釣りバカ日誌のハマちゃんを地で行く友人から、先週末の朝に宅急便が送られてきた。
でもって、その中身はというと...

そう、イカ
アカイカという、関東地方では滅多にお目にかかることのない貴重なイカ

件の友人が、帰省先の北陸の海に出陣したようで、なんと102杯も釣り上げる大漁だったらしい(爆)
で、そんな時は、すぐさま産地直送の手配をしてくれるありがたい友人なのだ。
もはや、釣りバカというよりも、水産業の域に達してますな(笑)
※ちなみに、以前に送ってもらった時の話はコチラ

で、早速、送られてきた箱を開けると...

ホントに大量のアカイカが!
その数、大小合わせて、おそよ30杯(汗)
うひゃ〜
さて、どうする?

とてもじゃないけど、穴ぼこ夫婦で食べきることは到底不可能。
でもって、イカの場合、味が落ちないとされる冷凍保存という手段もあるのだけど、さすがに我が家の冷凍庫にはちと荷が重過ぎる(笑)
ということで、せっかく新鮮なイカを頂いたので、近所の親戚と友人に配りまくることに(笑)

まずは穴ぼこ実家に連絡すると、穴ぼこ父が車を出して配送を手伝ってくれるとのこと。
すると、電話の向こうの穴ぼこ母曰く、穴ぼこ叔母さん達には、捌いたイカを持って行ってあげてときたもんだ。

あぁ、やっぱ、そうなりますか。
これ、全部、捌きますか。

ということで、日曜の朝から、せっせとイカを捌きまくるワタクシ(笑)
で、その、汗と結晶の形がコチラ


鮮度を落とさないようにクーラーをガンガンかけながらの作業(笑)


ゲソだけでボウル一杯に(笑)


右は刺身用に皮むきしたやつ

ママ、僕ガンバッタヨ!
やれば、デキる子だよ!
でも、何度も手を洗っても...
イカの臭いしかしないんだ。
また、知らないオジサンから、臭いっ!て言われちゃうよ(笑)

いや、ホント、我ながらよく頑張った。
今なら、オリンピックの有森裕子の気持ちが少し分かるぞ(って、ちょっと古いか?)
まぁでも、鮮魚店って、毎日こんな感じなんだろうなぁ。

ということで、頃合を見計らって穴ぼこ父運転の配送車が到着。
親子愛に助けられて、無事、新鮮なイカを、皆さんにお裾分けすることができました。

やれやれ...
なんて、落ち着いている暇は無い!
お次は、穴ぼこ亭の仕込みに取り掛からねば。
ということで、早速作業開始。


穴ぼこ料理用に残しておいたイカ

今回は、刺身とバター炒め以外に、翌日用に一夜干しと醤油漬けを作ることにしました。
干物は、海水濃度の塩水とみりん醤油にそれぞれ漬けて、ベランダで一晩干すだけでオッケー。
で、醤油漬けは、料理酒と醤油の漬けダレに、隠し味として塩麹ゆず胡椒を加えて、一晩冷蔵庫で寝かせればこれまた完成。
と、実に簡単。


色んな漬け汁に浸かるアカイカの皆さん

でもって、初日は、刺身を、毎度お馴染みの塩レモンで美味しくいただきました。


新鮮なイカは塩レモンに限る

う〜ん。
やっぱ、新鮮なイカはいつ食べても美味しいねぇ。
アカイカの刺身は、適度な歯応えと、ほんのりした甘みがかなり印象的なお味。

でもって、こちらはアカイカの塩バター炒め


塩ダレと塩麹で炒めてみた

いやぁ、実にビールが進む!
と、上機嫌のまま、そのまま寝落ちしたのは、言うまでもありません(爆)

で、翌朝。
慌てて飛び起きて、一夜干しの出来具合をチェック!

いい感じに仕上がってる?
で、取り込んだのがコチラ。

う〜ん。
見栄えは、悪くないんだけど...
よく見てみると、なんか干からびてるねぇ(汗)
一夜干しというよりも、もはやミイラ化しとるやないか!(笑)
そこれこそ、ビーフジャーキーみたいに、このまま食べれちゃいそうな勢い。
今更だけど、朝陽が登る前に取り込んでおくべきだった。
って、ドラキュラか!

いやぁ、それにしても恐るべし今年の猛暑(笑)
ちょっと日光を浴びただけで、あっというまにイカの水分が無くなっちゃったみたい。
日差しで目玉焼きが出来たという噂話があったけど、ありゃ嘘じゃないね(笑)

で、そのイカのミイラなんだけど、実際、焼いて食べてみたら、普通に美味しかったんだけど、メチャクチャ味が濃くなってた(笑)
う〜ん、夏の干物作りは中々にハードですな。

一方、醤油漬けはというと...

おぉ〜!!
かなり、いい感じに仕上がってる。
今回のイカ料理の中では一番のヒット作かも。
アカイカの持つ甘味と旨味に芳醇さが加わって、こりゃ飲兵衛には堪らんお味。
次回から、穴ぼこ亭の定番メニューに決定!

そんな訳で、イカ三昧の日々を過ごし、ご満悦なワタクシ。
お裾分けした皆さんからも、美味しかったとのお礼の連絡が相次ぎます。
そんな中、穴ぼこ母から驚きの一報が...

イカを入れた生ゴミが光ってる!」

えっ?!
生ゴミが光る?
なんでも、夜中に起きて台所を通ったら、イカ生ゴミが、ボワ〜ンと光ってたらしい(汗)
リアルに想像すると、何気に、真夏の夜にハマリ過ぎる不気味な光景(笑)
てか、ホタルイカみたいに、イカそのものが発光することは知ってたけど、まさか生ゴミになっても光るものなの?

ということで、早速、気になって調べてみると、やはり発光するんだそうな。
どうやら、ホタルイカのように自らの発光器官を使って光るイカ以外にも、体内にある発光バクテリアが作用することで発光するイカが多数いるんだとか。
で、条件によっては、その発光バクテリアが繁殖するらしく、食卓に並ぶイカでも光ることがあるらしい。

ということは、我が家でも、ソファーで寝落ちしていた穴ぼこオヤジの隣で、ボワ〜ンと光ってたのかもしれない?(笑)
最近は、ダイオウイカなんかが話題になっているけど、ホント、イカって知れば知るほど不思議な生き物だなぁ。