穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

デジカメは未来を写せるのか?

つい先日、こんなニュースをネットで発見。

東芝がパソコン生産撤退へ
 経営再建中の東芝富士通とVAIO(バイオ、長野県安曇野市)とのパソコン事業の統合に向けて、中国・浙江省にある杭州工場を売却し、生産から全面撤退する方向で調整していることが15日、分かった。中国企業と売却交渉を進めている。事業統合した後も各社のブランドは維持し、東芝は「ダイナブック」の生産を富士通とVAIOの工場に委託する。設計と開発に専念し、生産コストを抑える狙いだ。

産経新聞 2月16日(火)より

とまぁ、アベノミクスは一体どこへやら?
そんな訳で、残念なニュースを東芝ダイナッブックのノートパソコンで見ている穴ぼこオヤジ...

って、ゴラァ!
俺のパソコン、どうしてくれるんだよぉ〜!!(泣)

思い起こせば、その昔、大枚はたいてシャープ製のデジタルビデオカメラを買ってみたら、1年と経たずにシャープがビデオカメラ事業から撤退(今はそれどころじゃないっぽいけど...)。
でもって、引っ越したタイミングで念願の液晶テレビを買おうと、カタログを読み漁って量販店に通い詰め、脳内会議を幾度も重ねて、10万円以上もするビクター製の液晶テレビを買ってみたら、これまたテレビ事業からビクターがあっさりと撤退(爆)

って、なんだこれ!?
まるで某タレントのデスブログのような展開やないかぁ〜!!(汗)

どれも性能やらコストパフォーマンスやら検討の上に検討を重ねて購入し、使用後も何ら不満の無い製品ばかりだったのに、どぼじてそうなるの?
マジで先見の明無さすぎ?(笑)
これ、株やってたら間違いなく大破産してるところだね(爆)
でも、人気出そうな音楽とかタレントの女の子*1なんかは、かなりの精度で当ててきてるんだけどなぁ...

となると、去年、数万円で購入*2した、ハイエンドコンデジと言われるパナソニック製のコンパクトデジタルカメラが、にわかに気になってしまう穴ぼこオヤジ。
まさかの法則発動ってことたぁないよね?!(汗)

な〜んて心配をしていたら、パナソニックから新たなコンデジの新製品が出るらしく、どうやら心配には及ばないご様子(笑)
いや、まじでパナソニックまで経営危機なんてことになっちゃったら、もはや穴ぼこオヤジの存在が日本経済に打撃を与えてしまっているって話になっちゃう?(汗)

とまぁ、そんな与太話はさておき、パナソニックの新しいデジタルカメラに話を戻すと、なんでもセンサーサイズが1インチのコンパクト系のハイエンドコンデジを発売するらしいのだけど、1インチのコンパクトデジカメの市場って、すでにソニーとキャノンの牙城が出来上がってたりするので、今更、勝算があるようには思えないんだけど、果たして、そんなん出しちゃって大丈夫なの?(汗)

ちなみに、さすがに丸腰でソニーとキャノンに挑む訳にはいかないので、これまでデジタル一眼カメラに搭載していた「フォーカスセレクト」というパナソニック独自の機能を今度のコンデジに搭載しているのだとか。
でもって、まぁこの「フォーカスセレクト」という機能が、ある意味末恐ろしい機能で、もはやカメラ撮影の意義そのものを吹き飛ばしてしまうような代物で、カメラ好きには賛否が分かれそうな機能なんだよね。
で、どんな機能なのかというと、百聞は一見にしかずということで、フォーカスセレクトの紹介動画があるのでそちらをどぞ。

撮影時にあらゆるピントで記録した全画像データから任意の画像を指定しているだけなので、技術的にはそんなに難しい話ではないんだけど、なんというか、それをやっちゃぁお終いよ的なこの感じはなんなのだろう?

カメラのシャッターを切るというのは、まさに世界に1枚しか存在しえない一瞬を切り取り、記録として残す行為な訳で、だからこそ、カメラの腕前が求められたりもするのだけど、それが撮った後で、いくらでもピントのやり直しが出来るようになってしまっては、それこそカメラそのものの意義を真向から否定しかねない話だと穴ぼこ的には思うのだけど...
技術の進歩は止められないにしても、人間的な表現の領域を冒してまで技術進化する意義ってなんなのだろうね。

そういえば、音楽の世界でも、レコーディング技術の発達によって、オートチューンというデジタル技術を使えば、歌の音程をいくらでも修正できるようになってたりしていて、下手くそな歌手が歌っても、どうにか出来ちゃうんだよね。
そうなると、いずれは、歌唱力が必要のない時代が来るなんてことも?
それこそ、初音ミクなんかも、現象としては革新的で面白いんだけど、本質的には人間の存在を全否定しちゃってる訳で、冷静に考えてみると恐ろしい話でもあるなんだよなぁ。

ちなみに、件の穴ぼこデジタルカメラにしても、当然、様々な機能が装備されていて色々な調整が行えるようになっているんだけど、例えば、同じ風景を写すにしても調整次第では別の写真になってしまうんだよね。



何気ない朝焼けの写真も...




ホワイトバランスを変えて撮ってみると異なる趣に


ご覧の通り、ホワイトバランスを変えて撮ってみただけの写真なんだけど、凡そ雰囲気が変わった,別の写真になっちゃうんだよなぁ(笑)
あと例えば、画像の加工処理で「HDR(ハイダイナミックレンジ合成)」というデジタル技術があるんだけど、これがまた、まるで美容整形に歯止めがかからなくなって、もはや人間離れしちゃっていく女性の様に、行き過ぎて写真ではなくなってしまうほど加工を施したくなったりするのだとか(笑)


http://www.hdrsoft.com/jp/images/temple/temple_tm_800.jpg
HDRの画像処理を施した清水寺。もはやCG? ※HDRソフトのサンプル画像より引用


果たしてデジタルカメラが写し出すものは、すべて真実を写したものと言えるのだろうか?!
って、う〜ん、もはや哲学の領域の話になっちゃいそう(汗)

人間が生み出す技術の進歩が逆に人間の存在意義を脅かすほどまで発達してきている訳で、それって人間にとって幸せなことなのか否か。
まさに、今から約50年ほど前にスタンリー・キューブリックが映画「2001年宇宙の旅」で描いていたストーリーが、遅ればせながら現実のものになろうとしているのかもしれない?

って、この映画、人類が月に到着するよりも前に公開されているのにも関わらず、50年近く経った今でも全く時代を感じさせないって凄過ぎる!!(汗)
色々な意味でキューブリックって人は先見の明があったんですな。

それに引きかえ、穴ぼこオヤジの場合。
パナソニック自体に何も問題は起きてはいないんだけど、新製品が出る影響なのか、穴ぼこオヤジのデジカメの価格が、買った時よりも1万円以上も値崩れしてる!!(汗)

やはり、先見の明は無かったか...(爆)

*1:女優の黒木華を2年以上前にブレイクすると予言していた http://d.hatena.ne.jp/divot/20130302/p1

*2:穴ぼこカメラ http://d.hatena.ne.jp/divot/20150627/p1