穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

慌てて今年を振り返りの巻 音楽編其の壱

気付けば、あと少しで今年も終わっちゃう(汗)
なんか思うようにブログの更新がはかどらなかった1年だったなぁ。
そんな訳で、駆け込みで総決算的な更新でも(笑)

まずは、加齢と共に音楽熱が下がってきたとはいえ、それなりに買い漁り聴き漁ってた1年でもあったので備忘録的に音楽ネタなど。

最初は「菊池桃子」のリリース作から。
なぜだか自分の中で彼女の音楽が突如マイブームに(笑)
というのも、AORやシティポップを掘り下げていくうちにいつの間にやら辿り着いてしまったのが菊池桃子だったんだよね。


菊池桃子 / ADVENTURE
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林哲司のソングライティングに菊池桃子の無機質なボーカルが絡み合うと、シティポップの神髄が垣間見えるからあら不思議。
ちなみに、シングル曲「もう逢えないかもしれない」が流れると、おたま片手に熱唱し始める穴ぼこ嫁(元アイドル志望)の姿が拝見できます。


アルバムの中で一番シティポップ度が高い曲


ラ・ムー / THANKS GIVING
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菊池桃子黒歴史として語られることで、音楽的にも不当な評価を得てしまっている「ラ・ムー」。お陰で中古市場の流通量も少ないんだけど、ヤフオクで無事にゲット。
フュージョン界隈のメンバーでバックを固め、音楽性も確かなのにも関わらず、菊池桃子が「バンドが演りたい!」と発して誕生した所以からの、何故かブラコン路線という、迷盤感は否定できず(笑)
中でも、ドゥービーの「What a Fool Believes」とシカゴの「Saturday in the Park」の名曲をミックスしてブラコンナンバーに仕上げている8曲目の「片想い同盟」は中々に聴き応えあり。


竹内まりや / Miss M
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彼女のリリース作の中ではあまりスポットライトが当たらないアルバムだけど、AORフリークにとっては垂涎モノの一枚。
A面サイドはDフォスター、Jグレイドン、Jポーカロ等々LA系オールスター参加で、B面サイドは、林哲司やら鈴木茂など片や日本のオールスターで脇を固めたなんとも豪華なアルバム。
にも関わらず、1曲目の不自然な終わり方や、音質もイマイチだったりと、少々残念な感じも。
そんな訳で、作品性からすると、リマスターしても良さそうなんだけど、実は旦那の陰謀が働いて、干されているアルバムなのではないかと勝手に憶測してみたり(笑)


小坂忠 / ほうろう
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アルファ系のリイシューが盛んだった十数年前から耳にして以来、買うつもりでずっといたアルバム。
要は買うタイミングを逸してた訳なんだけど、邦楽の旧譜を買い漁る流れで勢いついでにゲット。
で、やっぱり良い作品でした。
むしろ、オッサン度数が高めになった今だからこそ、余計にそう感じさせてくれるのかも?
ちなみに、収録曲の「ふうらい坊」を聴いていると、突如、口ずさみ始める穴ぼこ嫁。
って、そういや、アンタもオッサン度数高めだったね。


The Revivalists / Men Amongst Mountains
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相変わらず旧譜にしか触手が伸びない1年だったけど、洋楽新譜モノで久々に刺さったアルバム。
シングル曲がカッケー!っと思ってアルバムを手にしたんだけど、買って大正解。
とはいえ、実は2年前のリリース作らしく、最近になって、ようやく本国アメリカの音楽シーンで注目されるようになったのだとか。
あたしゃ、てっきり、全米デビューも果たして、当然、日本盤のCDも出ていて、それこそ夏フェスとかにも呼ばれてると思いきや、いざ調べてみると、あまりの情報の乏しさに絶句。
いやむしろ、こんなヒットしそうな曲をリリースしていおいて、これだけノーマークのアーティストってのも今時珍しい。
どうやら、Galactic辺りなんかと交流があったりと、いわゆるニューオリンズファンク界隈で活動しているようなので、あまり外に出ていく必要が無いのかもしれないね。
久々に生で見てみたいと思えるバンドなんだけど、夏フェスに出れば、間違いなく盛り上がるだろうに、どこぞのイベンターが呼ばないかねぇ。
ちなみにこのアルバム、今では穴ぼこ旦那より穴ぼこ嫁の愛聴盤になっております(笑)
って、そもそもジャムバンドみたいな音楽に興味なんかあったっけ?
もはや嫁の琴線が分からない。


GAVIN TUREK / GOOD LOOK FOR YOU
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彼女が参加している人気アーティスト「TUXEDO」よりも、個人的にはこっちのソロ作の方が好み。
で、近年、プチブームにもなっているブギーファンクテイスト満載のキャッチーなダンストラックばかりで、さぞかし売れているだろうと思いきや、タワーレコード限定販売のみで、アマゾンはおろか輸入盤の流通も無し。
う〜ん、元々需要が高いアーティストなら販売戦略としてはアリかもしれないけど、デビュー作となると、ただ単に販路を狭めているだけの気も...
なんか勿体ないなぁ。


TOMI MALM / WALKIN'ON AIR
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AORシーンにおいて、Ole BørudやDirty Loopsといった北欧系のアーティストの存在感が増しているのだけど、そんな流れの中からリリースされた1枚。
個人的には、ピーター・セテラ脱退後のシカゴで後任のボーカルを務めていたジェイソン・シェフの参加がフックとなっての購入。
その他、キーボードでロビー・ブキャナンやドラムでサイモン・フィリップ等、AORシーンでお馴染みのメンツが参加していたりで、当然クォリティーはあるんだけど、穴ぼこオヤジ的にはコレクターズアイテムの側面の方が強いかな。
ただ、最近思うのは、かような都市型ポップスが、北欧で活気づいているのには、なんらかの理由があるはずなんだけど、それが何なのかは気になるところ。
それこそ、SuchmosやNulbarichが日本で登場してきたのも、そんな北欧での動きと無関係ではないように思えるんだよね。


ARVO PART / Alina
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いよいよ現代クラシックにまで手を伸ばし始めたのか?
っていう訳でもないんだけど、クラシック経由でネット上で色々掘り下げて聴いていたら辿り着いた感じ。
現代クラシックと言うと、つい難解なイメージが先行してしまうのだけど、アルヴォ・ペルトの場合は、ミニマルミュージック的アプローチで美しい旋律が奏でられており、どちらかというと宗教音楽に近い感じ。
なんとも言えない崇高さや深淵さを感じさせ、自ずと引き込まれていくんだよね。
そらオッサン度数も上がれば、色々と金属疲労も起きているんで、癒されたいですわ(笑)

その他、フランクシナトラやトニーベネットのベスト盤とか、あとはクラシックのつまみ食い的なチョイスで買って聴いたりしてた1年でした。