穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

穴ぼこゴルフ2020

前回に引き続きゴルフネタを。

職場の連中に軽いノリで発した「ゴルフ部創るべ!」から、かれこれ数年が経つのだけど、参加者のほとんどがビギナーだったにもかかわらず、今や年2回のゴルフコンペのみならず、泊りがけのゴルフ合宿に行くほどまでに発展しようとはさすがに思ってもなかった。
そもそも穴ぼこオヤジ的には、社会生活を落第してからというものゴルフとは無縁の生活を送っていたこともあって、同僚とのレクリエーション程度のつもりだったのだが、あれよあれよと皆がゴルフにハマっていくことになり、そんな様子を見ているうちに、自身三度目?になろうかというゴルフ沼に気付けば落ちている次第。

まぁ、そもそもゴルフはプレー自体は個人競技とはいえ、実際にラウンドをするとなると一人では簡単に出来ないスポーツなので、実はゴルフ仲間に恵まれている環境が案外大事だったりするんだよね。
そんな訳で、ゴルフ部の連中に追い抜かれることはまだ無いものの、日に日に実力差が縮まっているのを実感することもしばしばで、気付けば、こっちも本気で取り組まざるを得なくなってきてしまい、目下のところ、もう一度70台を出すことと平均スコア80台を達成すべく、精進する羽目となってしまいました。

でもって、最近はコロナ禍で遠ざかっているものの、数年前から始めたランニングによって下半身が鍛えられて、何気にゴルフスイングにも好影響をもたらしてくれたことで、まだまだ自分にも伸びしろがあるんだなぁという実感を得たこともあって、改めて自分のスイングとクラブセッティングを見直している最中だったり。
特に近年のゴルフギアは凄まじい進化を遂げていて、まぁさすがに数万円もするような最新のモデルは高嶺の花なので、コストパフォーマンスに優れた型落ちの中古のギアを買い漁っているうちに、いつの間にやらクラブセッティングの全てが入れ替わってたりも。
元々クラブを頻繁に変えるタイプではなかったのだけれど、今やトッププロですら優しいクラブ、即ちミスしても飛んで曲がらないクラブを使う時代になってきているので、もう一度70台を出すためにも、これまでのプライドを捨て?ゴルフクラブの御力をお借りしてみようと思ってみた次第。

ちなみに、穴ぼこオヤジのクラブ遍歴はというと、覚え始めの10代の頃は父親から譲り受けたセット一式(確かアイアンセットはリンクスだった)を使っていて、社会人になると、当時、ギアオタクの上司がいて、アマ時代のタイガーウッズも同タイプを使っていたとされる名器、ミズノの「TN-87」(中島常幸仕様のプロモデル)を払い下げてもらって、身の程知らずで使っておりました。

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今見ても美しいフォルムのTN-87
数年前には復刻モデルが発売された

でもって、このクラブがホントに難しかった。
プロゴルファーの技術にフォーカスして造られているクラブなので、ちょっとでも芯を外すとまったく飛んでくれないし、元より強くて安定したスイングを身に着けていないと、そもそもまともに当たらないという、まさに上級者でないと満足に扱えない代物。
とにかく、打ちこなせるようになるのには、己が上達する以外に道は無いので、まぁ鍛えられました。
それこそ、穴ぼこゴルフの土台はこのアイアンで培われたと言っても過言ではないかも。

ただし、それなりに上達するにはしたのだけど、30代の中ごろに差し掛かるとTN-87を振り回すには体力的な厳しさを感じるようにもなり、当時プロゴルファーの間でも浸透し始めていたセミキャビティのアイアンに切り替えることに。
で、ミズノの軟鉄の打感だけは手放したくなかったので、アスリートモデルのミズノプロ(MP)の中で、当時一番優しかった「MP-27」というモデルに思い切ってチェンジしたんだよね。

で、このMP-27に変えた途端、スイートスポットが広いので楽に打てるようになったのに加えて、TN-87で鍛えられた影響なのか、やたら飛距離が出るように。
それこそまだストロングロフト時代のクラブではなかったので、自身のポテンシャルがアップしていたということなんだろうけど、7番アイアンで180ヤード以上は飛ばしてんだよね(遠い目)。
ただゴルフの面白くて難しい所でもあるんだけど、TN-87を使っていた時は、ちょっとでも芯を外すとまったく飛ばなかったので、ミスショットをしても大怪我にはならなかったのだけど、MP-27に変えてからは、楽に打てて飛距離も出る分、ミスショットした時の代償も大きくなっちゃったりして、即ち優しいクラブに変えたからといって、即スコアアップに繋がるという単純な話でもなかったんだよなぁ(涙目)。

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まぁそれでも、このMP-27が気に入って長らく愛用してきたのだけど、40代になると徐々に飛距離に陰りが見え始め、にも関わらず相変わらず曲げてばかりだったので、3度目に訪れたゴルフ沼に溺れながら考えたのが、直進性に優れた新世代クラブへの変更。

タイガーウッズの登場以降、プロゴルファーのアスリート化が一気に進んだことで、それまで操作性の高さが求められていたプロモデルのクラブが、アスリート化の時代に入ってからは操作性よりも直進性を求める流れに様変わりし、ドライバーにしろアイアンにしろ、低スピンで高弾道が打てるクラブへと進化を遂げ、今ではプロアマ問わずその流れが主流になってきてるんだよね。

ということで、ちょっと前のモデルながら今だ評価の高いミズノプロ「MP-15」の中古クラブを手に入れて、1年前から使い始めているのだけど、これがまた、ミスショットに寛容な上、ホントに真っ直ぐ飛んでくれるので、思っていた以上に楽にゴルフが出来るようになりました。
ただし、ネットオークションの落とし穴でもあるのだけど、お手頃の値段で手に入れたまで良かったのだけれど、太目のグリップが装着されていて、使い始めはこれに馴染めず右に飛んでばかりで、結局、レギュラーサイズへのグリップ交換を余儀なくされ、せっかくリーズナブルに手に入れた意味を失う羽目にも。
あと、アイアンのシャフトもそれまで挿していたダイナミックゴールドS200がちとハードに感じるようになっていたので、NSモーダス120という最近シェアを伸ばしてきているシャフトが挿さっていたMP-15にしてみたのだけど、その際、色々調べてDGS200に近いとされるXシャフトのクラブにしてみたところ、実際に打ってみると予想よりもやや固くて、思ったよりもボールが上がってくれず、正直、もう少し柔らか目のSシャフトにしておけば良かったかなぁと、ちょっとだけ後悔中だったりも。

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埋め込まれたチタンが直進性を高めているMP-15

とまぁそんな訳で、これまでのアイアンと違って、オートマチックに打てる分、やや物足りないのと、シャフトと自分のイメージにズレも感じてたりで、未だしっくり来てないところはあるのだけれど、ただし、スコアに関しては、MP-15に変えてから明らかに良くなってきているので、新世代のクラブに変えた効果は確実に出てきてはいるんだよね。
まぁ来シーズンは、なんとかクラブを己のものにして、もっと成果を出したいところではあるけれど。

一方のドライバーはというと、30年以上前に初めて手にしたパーシモンドライバーから、テーラーメイドが登場させたメタルウッドを経由して、キャロウェイビッグバーサという王道を渡り歩いたこともあったんだけど、まぁどれを打っても開眼することはなかったね。
要はドライバーが下手だっただけの話しなんだけど、それこそ当時の職場近くのディスカウントショップに1000円で売られていた、聞いたことのない怪しいドライバーが一時期エースクラブだった時代も。
どうせ安物なんだからと、気楽に打てたのが良かったみたい。
そんな訳で、高くて有名ブランドだからといって、必ずしも良いショットが打てるものでもないのが、これまたゴルフの面白くて難しいところだよね。

で、その後、アスリートゴルファーに憧れを抱くようになると、見栄も手伝って、代表的なメーカーでもあるタイトリストを使い始め、今も使い続けている次第。
とはいえ、相変わらず曲げてばかりだけど...
ただ、そんなアスリートモデルに特化しているタイトリストも、近年は積極的にトレンドも取り入れながら、優し目のモデルも造るようになってきたので、自分の力量と交わるようになってきた感がするようにも。
あと、ここ数年の間で各メーカのドライバーヘッドの容積の巨大化が進み、穴ぼこオヤジがどうにも馴染めない、いわゆるデカヘッド型がデフォルトになってきたのと、その影響なのか、穴ぼこオヤジが好きなティアドロップ型のヘッドをしているドライバーも減ってきたりで、ただそんな中、タイトリストだけは、変わらず小ぶりのティアドロップ型のドライバーをリリースし続けてくれているので、他メーカーを使う気になれないってのもあるんだよね。

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現在のエースドライバー、タイトリストD915D2
シャフト交換機能を備えたスリーブをいち早く採用したメーカーでもある

ちなみに、シャフトはこれもまた見栄を張って、ツアーADというプロゴルファーが好むシャフトメーカーのやや前のモデルをずっと使っていたのだけど、相変わらず曲がってばかりで、どうにも行き詰まっていたところ、ふと自分が下手だから曲がるのではなくて、実はシャフトが合っていないから曲がっちゃうのでは?と思い、シャフトに責任をおっ被せることにして最近のモデルに思い切って変えてみたんだけど、なんと、これが大正解!
明らかに曲がり幅が狭くなっただけなく、あっ!ミスした?と思ったショットでも、そこそこ真っ直ぐ飛んでいってくれるので、ちょっとした魔法にかかった感じがするぐらい。

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手応えはイマイチながら、なぜだか真っ直ぐ飛んでくれるツアーAD IZ

いやほんと、つくづく近年のゴルフギアの進化には目を見張るものがあるね。
へっぽこゴルファーの穴ぼこオヤジですら、そこそこ真っ直ぐ飛ぶようになったのだから、そら、デシャンボーやD・ジョンソンが300ヤード以上飛ばしてターゲットを狙えるのも納得だよ。
ただその分、プロゴルファーでもショットに関してはテクニックが不要の時代に突入したとも言える訳で、なんだかつまらない気も一方ではしてみたり。
まぁテクニックいらずの恩恵に授かっている穴ぼこオヤジが言うのも、なんだけどさ。
それこそ、林の中からでもピンを狙うセベ・バレステロスや、全英なんかで青木功のテレビ画面の右端から消えて戻ってくる低空フックなんてショットは、もはや世界遺産になっちゃうんだろうなぁ。

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381ヤードパー4のホールをワンオンさせたデシャンボーのお化けドライバーショット


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一方、セベのお化けショット

いずれにしろ、アイアンにしろドライバーにしろ、クラブの進化によって直進性が優れてきた分、これからのクラブ選びに関してはシャフトの重要性が高まっていくような気がする。
クラブフィッティングをするなら、シャフトのフィッティングもやって、自分に合ったシャフトを選ぶことが上達の秘訣になりそうだね。

で、最後に残ったパターの話も。
それこそ40年弱のゴルフ歴で、これまで3回しかパターを変えてこなった穴ぼこオヤジ。
しかも最近まで、ノーブランドで転がりの良かった、ゴルフの手ほどきをしてくれた祖父の形見となるパターを20年近く使い続けていたんだけど、遂にこの秋に新しいパターを導入することに。
というのも、最近、ショートパットがイップス気味で手がスムーズに動かないことが増えてきてしまい、これ以上悪くなる前にと、オートマティックに打てるとの評判のテイラーメイドのスパイダーXという人気のパターにすがりつくことにしちゃいました。
って、御祖父ちゃんゴメン!
ただまだ、買ったばかりで2回のラウンドでしか使っていないので、その効果の程はまだなんとも。
ただし、ショートパットのストレスが減った感じはするね。

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ツアープロにも人気のテーラーメイドSpiderX

そんな訳で、気づけば、クラブセッティング一式が入れ替わってしまった穴ぼこゴルフ。
もはやクラブのせいには出来ないので、残すは己を磨くのみってことですな。
果たして、来シーズンこそ夢よ再びの70台を記録することは叶うのか?!
そういえば、最近はもっぱら難しいコースばかり行ってたので、来年は優しいクラブに変えただけでなくて優しいコースにも行ってみたいところ。
ただねぇ、優しいコースだとそれはそれでつまらなく感じてしまいがちなので、なんとも歯がゆいところですな。
とまぁ、まずはそんな贅沢が言えるような世の中に、早くなってくれい!

ということで、お別れは、今年の打ち納めに行ってきた、名門、河口湖カントリーの写真でも。

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難関ロングホールの案内図


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難しさとは裏腹に景観の美しいコースだった


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300yのロングドライブした後、超ダフりからのボギーだった


では、また来年!