穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

お登りさん的一日

先日、穴ぼこ夫婦で都内へお出掛けしてきました。
目指す頂は、もはや穴ぼこ生活とリンクすることもないと思えた、エグゼティブの聖地「白金台」
それにしても、我が町田と同じ東京都とは思えない、なんたる高貴な町名(笑)
とはいえ、その昔は、下町情緒溢れる住宅街だったんだけどねぇ。
ちなみに、実をいうと、一時期通勤していたこともある場所だったりするんだけど、どうにも落ち着かなかった記憶が...
てか、やたら昼飯代が高くついてばっかりだったなぁ(笑)

で、なんでも、その白金台に、隠れ家的ではなく本当に隠れ家のレストランがあるらしく、ネコ気質な嫁を持つ友人夫婦とそこでネコの集会を開くことに相成りました(笑)
ということで、打倒シロガネーゼのつもりなのか、いつもより丁寧に髭の手入れをしていた嫁ネコを連れて、いざ白金台へ出発!

で、その前に、せっかくの機会なので、乗り換えついでに表参道にでも立ち寄ってみるかってことになり、
完成時にどえらい話題になっていた「表参道ヒルズ」を覗いてみることに。
って、今頃行ってどうすんのって話なんだけど、まだ、行ったことなかったし、お登さん根性ってやつです(笑)

表参道ヒルズ

表参道ヒルズとは編集

ということで、まずは久しぶりの表参道駅に到着。
かつて頻繁に来ていた時は、あちこちで改装工事中だった印象しかないけど、さすがにもう終わってるのね。
でも、どうせなら、表参道ヒルズまでは地下道で繋げちゃえば良かったのに、
などと、一端、出口から出て雨の中をボヤきながらも目的地「表参道ヒルズ」へと到着(笑)

すると、あれ?
思ってたのより大きくないのね?
というか、人が...いない(汗)

まぁ、雨の平日ってのもあるんだろうけど、オープン時のあの華々しい雰囲気は一体どこへやら。
らせん状のフロアデザインは、なかなかに素敵なんだけど、館内を見渡せる分、むしろ人の少なさが際立っちゃってるし。
てか、表参道に来てる実感が全く沸かないんだけど。
むしろ、穴場スポット的な空気漂ってません?(笑)
こんな贅沢でリラックスできる空間を、都会の真ん中で堪能しちゃっていいのかなぁ?
ほらご覧、閑古鳥も飛んでいるよ。。。

って、恐らく客単価の高い顧客相手のテナントばかりだから、閑古鳥が優雅に飛んでても構わないかもしれないけど、
そうは言っても「表参道ヒルズ」のブランドイメージとは、凡そかけ離れた閑散としたこの光景。
あっ!ちなみに公衆トイレはブランドイメージのまんまでした(笑)


表参道ヒルズの公衆トイレ※転載

雨の日の平日にちょろっと覗きに来ただけだから、なんとも言えないけど、なんか時代が通り過ぎちゃっている感じがするのはワタシだけ?
でもこれって、ある意味、今の世の中を象徴してるような気がするなぁ。

思うに、いくら豪華な看板に付け替えたって、中身が伴ってなければ、信頼を失うだけなんだよね。
右肩上がりの時代なら、一見さん相手の商売でも成り立つだろうけど、
少子高齢化の時代となると、顧客の信頼を獲得していかなきゃ生き残れないと思うんだけど。
即ち、スカイツリーにしても、渋谷ヒカリエにしても、スクラップ&ビルドの権化にしか見えないし、それこそメディアで話題になればなるほど、むしろ怪しく思えてきて、個人的にはあまり興味を覚えない。
なんか、パチンコをする客が減っているのに、必死に新装開店を繰り返しているパチンコ屋さんのように思えてしまう(笑)
経済成長が頭打ちになった今の日本だと、新たな商業施設を派手に造ったところで、他の商圏を奪うことでしかないんだけどなぁ。
いつまでこんなことを繰り返すのやら...


そんな訳で、白金台の隠れ家レストランです。
住宅街にひっそり佇む、まんま一軒家です(笑)
当然、ぐるなび食べログなぞには出ておりません。
恐らく、雑誌に載ることもほとんどないかと思われます。
まさにスクラップ&ビルドや派手な宣伝とは対極に位置するお店。
要は、お客さんとの信頼関係で築かれているお店ってことなんだろうね。

でもって、ワインやチーズを始めとした数々のメニューはもちろん、独特のお店の雰囲気など、信頼を得るのも納得な、一貫したクオリティを堪能させてもらいました。
なにより、好みに応じたワインを色々紹介してもらい、それぞれグラスで味わえる、ワイン好きには堪らん一夜となりました(笑)
ちなみに、穴ぼこソムリエの見立てでは、カリフォルニアワインが今熱い!
そんな、この日のお気に入りの1本がコチラ


[rakuten:wassys:10029001:detail]
これまでのカリフォルニアワインのイメージを一新する、欧州ワインにも引けを取らない奥深さを感じるワインです。
お陰で、穴ぼこワインツアーは、しばらくカリフォルニア方面だけになりそう(笑)

いやほんと、良いお店に連れてきてもらいました。
決して、会員制のようなハードルや、ステイタスでお客を選ぶようなお店ではないけれども、人づてでなければ知ることも無かったであろうお店な訳で、
やれ情報化社会だマーケティングの時代だと言われようとも、結局のところ、人間同士の繋がりや信頼関係に優るものはないよなと、改めて実感。
夫婦関係もまたさもありなん?
なんてことを思いながら、千鳥足で歩く上機嫌な嫁ネコの手をぎゅっと握りしめ、帰り道を歩いていると、
おねだりするような口調で何かを囁く嫁ネコ。

おいおい、こんなところで、どうした?
ん?なに?

「液キャベが飲みたい...」