穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

鯛スープラーメン あおぞら

今や、ラーメン激戦区となった町田。
とはいえ、激戦を繰り広げているのは駅前に限った話で、駅から少しでも離れると、途端に牧歌的なラーメン屋さんに出くわすこともしばしば(笑)
当然、立地が悪くなれば、それに取って変わるセールスポイントが必要になってくる訳で、えてして、個性的かつ穴場のラーメン屋に出会える確立は、繁華街のラーメン屋よりも高かったりもするんだよね。
そんな訳で、町田駅からだと、恐らく徒歩20分以上はあるであろう、去年オープンしたばかりのラーメン屋さんに昨年末に行って参りました。
って、ちょっと古いネタになってスミマセン。
ちなみに、我が家からだと、徒歩7〜8分圏内なので、穴ぼこ的にはご近所のラーメン屋さんだったりします(笑)

で、実はこのラーメン屋さん、以前は、元ボクサーが営むつけ麺屋さんで、何度か訪問したこともあるお店でもあったんだけど、気づかない間に閉店しちゃってたようで、でもって、この度、同じ場所に新しいラーメン屋が出来たという次第。
なんでも、女性が作る鯛ラーメンのお店だということで、ネコ科の穴ぼこ嫁が、まさに涎を垂らして喜びそうなコンセプトというのもあって、ランチがてら一緒に行ってみることにしました。

ということで、穴ぼこ宅からてくてくと歩いてお店の前に到着。
以前のつけ麺屋とは雰囲気がだいぶ変わった感じもするけど、どうやら居抜きのまま新たに開店した様子。

でもって店内に入ると、店の造りは全く一緒ながら、カウンターがタイル張りなってたり、照明にはシャンデリアが吊るされていたりと、なんだか地中海沿岸の食堂を思わせる感じになっていて、これまた随分な変わりようだな(笑)
なんせ、元ボクサーのつけ麺屋というまさに男臭漂うお店が、いつの間にやら女性向けのカフェのような変身を遂げちゃってる訳で、以前を知る客からすると、なんだか妙な居心地も(笑)

そんなこんなで、券売機で、嫁が鯛ラーメンを、旦那が全部乗せ的な特製ラーメンを注文。
でもって、カウンター席に座ると、こんなメッセージが...


鯛のコラーゲン、ヒマラヤ岩塩のレッドソルト、ハーブを使った塩チャーシュー等々、女性が反応するキーワードが満載!
もちろん我が家のネコ嫁もみゃーみゃー反応しておりました(笑)

う〜ん。
いかにも女性ならではのコンセプトですな。
デュラムセモリナ粉を使った自家製麺とは恐れ入ります。
でも、これ考えようによっては、スープパスタってことにもなりそうな気もするけど...(笑)
と、ぐだぐだ考えている間にラーメンが到着。

こちらが嫁の頼んだ鯛ラーメン(¥700)


でもって、こちらが特製ラーメン(¥900)


いかにも優しそうな味が伝わってくるビジュアルですな。
で、実際に食べてみても、ホント優しいお味をしておりました。
まさにオーガニックなラーメンといった感じ。

でもねぇ、これオーガニック料理でよく陥りがちな、あっさりではなくて、味気ない印象の方が強いんだよね。
まぁ、体には良いのだろうけど、ラーメン脳の精神衛生上には、あまりよろしくない、品行方正なラーメンでした(笑)

穴ぼこ的には、やはりラーメンと言う食べ物は、どこまで行ってもジャンクフードな訳で、例えば、背徳感だったり罪悪感を思わせる、ある種、麻薬的な要素を備えた食べ物だと思うんだよね(だからと言って二郎は食わんけど...てか、あれはもはやハードドラッグ?)。
仮に、無化調ラーメンを謳ってたとしても、天然素材だけで、どこまでそういった麻薬成分を抽出させるかが腕の見せ所だと思うのだけど、この鯛ラーメンから、それを感じることは無かったなぁ。
むしろ、食べ終わると、なんだか尊い気分になっちゃって、後に禁断症状に襲われる心配なぞ無用のラーメンでした(笑)
つまりは、リピーターになりづらいラーメンでもあるんだよね。

あと、麺なんかも個人的な好みでは無かったんだけど、やっぱデュラムセモリナ粉との相性もあるのかなぁ。
まぁ、もちっとした食感のパスタも存在しているのだから、その辺りは、進化の余地があるとも言えそうなんだけど、自家製麺の良さがあまり伝わってきませんでした。

ちなみに、鯛スープで炊いたと思われるご飯は美味しかった。
残りのスープで雑炊仕立てにした方が、ラーメンより美味しいってのは、正直どうかと思うけど(爆)
そういった意味でも、どちらかというと麺に改良の余地があるのかもしれないね。


柚子胡椒を入れたラーメンスープの雑炊アレンジが絶品でした。

まぁでも、嫁さんは見事に完食してたので、コンセプトからして男女差で評価が分かれるラーメンなのかもしれないね。
それこそ、自由が丘とか駒沢大学あたりで、オーガニックラーメンのカフェ飯としてなら、相当受けそうな気はする(笑)
ただねぇ、残念なことに、ここはハイソな臭いとは無縁の地、町田だし、
しかも駅から離れていて、でもって団地が割拠する街道沿いの場所だからなぁ、
う〜ん...
この仕掛けでは、ちと、釣り糸を垂らすポイントが違うような気もするのだけど...(笑)

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とはいえ、ラーメン好きの町田住民としては、こういった個性的なラーメン屋さんには、是非とも頑張ってもらって、町田のジャンク臭を和らげて欲しい思いもあったり(笑)
そんでもって、我が草野球のチーム名とも被ってたりもするもんだから、勝手にシンパシーも沸いてくる?
んな訳で、影ながら応援したくなるラーメン屋さんではあります。
次回訪問は、穴ぼこネコの気分次第?