穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

夏の思い出は思い出の味 食道園

さすがにブラジルのリオとまでは言わないけれど、大田区の蒲田というと、まさに町田からすれば、まるで東京の裏側に存在するかのような街に思えて仕方がない穴ぼこオヤジ(笑)
恐らくは、世界一鉄道網が発達しているであろう大都市にも関わらず、直線的なアクセスが叶わない場所だからこそ、そういったイメージが沸いちゃうんだろうけど、実際のところ、ホント滅多に行く機会はないんだよね。
とまぁ、単なる町田中心主義思想でしかないのだけれど...(爆)

で、なんでのっけから蒲田の話なのかというと、この7月に、ず〜っっと前から行きたいと思っていた蒲田にあるお店へ食べに行ってきたから。
以前のブログ*1にも書いたのだけれど、仙台市内にあった盛岡冷麺の名店が突如閉店し、もう二度とあの味が食べられないのかと落胆していたところ、なんと東京でお店を開いていたことを知ったのが、かれこれ4年前の話。
で、今回、穴ぼこ嫁の野暮用に付き合う道すがら、立ち寄れそうなシチュエーションだったので、この機会を逃さんぞとばかりに行ってきました(笑)

平壌冷麺食道園

食べログ 平壌冷麺食道園

で、非常にややこしい話、そもそも盛岡冷麺ってのは、盛岡に住んでいた在日朝鮮系の人が始めた「食道園」というお店が発端となって今や全国区にまでなった冷麺のジャンルなんだけど、当然、盛岡には数々の人気店がありつつも、こちらは、その本家「食道園」と繋がりのある人が仙台で始めたお店で、でもって、仙台から東京に移転してきた形となっているんだよね。
なので、お店の看板には「平壌冷麺」とある一方で、のぼり旗には「盛岡冷麺」と書かれていたりして、尚且つ、盛岡ではなくて仙台にあったお店が、東京に移転してきて開いているという、もはや何が何だか訳が分からない冷麺屋さんとなってます(笑)
ちなみに、ついでに言うと、そもそもは焼肉屋のはずなんだけど、今や冷麺の方が有名になってしまっていて、申し訳程度に焼肉もやってたりもします(笑)


平壌?盛岡?でもって、仙台にあったお店が東京に?!


そんな訳で、7月初めの休日のお昼頃にお店へ行ってみたところ、やはりそれなりの人気店となっていて地元客を中心に既に満席状態。
で、10分ほど外で待った後、店内に入ると、二人して即、冷麺を注文。
で、運ばれて来たのがコチラ↓

お〜っ!
あの冷麺だ〜!!

と感動に浸りたいところなんだけど、いかんせん、かれこれ10年以上も前に食べて以来なので、さすがにビジュアルだけではいまいちピンと来ず(笑)
てかまぁ、そもそも盛岡冷麺の見た目なんて、そんなに大差はないか(爆)
でもって、一口。

!!??(泣)
途端に記憶が蘇ってきたゾ!
まごうことなくあの冷麺だ〜!!

今では、スーパーでも普通に売られるようになって、手ごろにその美味しさを味わえる盛岡冷麺だけど、やはり食道園の麺はそれとは断然違うんだよね。
はっきり言っちゃうと、最初の食感はまさにゴムを食べているような感じそのもので、ちょっとした衝撃なんだけど、ただし、このなんとも言えない弾力と独特のコシにスープが絡み合うと、絶妙な味わいに変化するからあら不思議。
気付いたら癖になってしまい、あっという間に完食してしまうんだよね。
そして、ある日、また無性に食べたくなってしまう(汗)
まさに、今回も見事に同じ轍を踏んでおります(笑)
あ〜、また食いてぇ!!

まぁ、袋麺で売られている盛岡冷麺を固茹でにして食べれば、それとなく近い食感は得られるものの、やっぱ全く別物の麺なんだよなぁ。
恐らくは、トックやトッポギなんかもそうだけど、高圧な製麺機を用いて作ると言われている韓国式の製麺法でもって、打ち立て、茹でたての麺を食べるからこそ、あの弾力とコシが生まれるのだと想像してみた。

http://www.todaq.com/shop/upload/save_image/06011008_556bb0a22594a.jpg

人によっては、好き嫌いが分かれる食べ物ではあるのだろうけど、少なくとも今まで食べていた盛岡冷麺はなんだったんだ!?という美味しさの感動が味わえることは間違いない「平壌冷麺 食道園」。
興味があれば、町田の裏側にある蒲田まで、是非一度、足を運んでみておくんなまし。



どうでもいい話なんだけど、外で待っている間に、隣近所に貼られていたポスターがやたら気になってしまった。
どう考えても共闘なんか絶対ありえない組み合わせで並んでる(笑)
これって、共産党員の某信者さんが住んでるってこと?
なんかどっちを上に貼るのかとかで、揉めそうな感じ(笑)


ちなみに、冷麺を食べたこの日なんだけど、穴ぼこ嫁の野暮用を終えた帰路にて、二人で新橋をブラついていたら、こんなアンテナショップを発見!

確か、都内に唯一アンテナショップが無かった県として話題になったこともある岡山県が、満を持して初出店したのが、この店だったと思うんだけど、でもって、出店コストを抑える為に、これまた全国的に地味で有名な鳥取県とタッグを組んだという悲しい裏事情が当時のニュースで流れていた記憶が(泣)
ちなみに、穴ぼこ嫁の産地も岡山県です(爆)


続いて、麺繋がりで夏の思い出話をもうひとつ。

どうも、いつも場違いなコンプレックにさいなまれてしまう東急たまプラーザという、ちょいとおハイソな街があるんだけど(笑)
そこに住んでいる親戚の叔母さんに忘れ物を届けがてら穴ぼこ夫婦でランチをすることになり、お店をネットで物色してみることに。
まぁ、そこらじゅうに町田では絶対見かけることの出来ない洒落た料理屋さんがわんさとある中、ちょっと気になった「魯庵」というお蕎麦屋さんを発見したので、試しに行ってみることに。

蕎麦 魯庵

食べログ 蕎麦 魯庵

で、さぞかしお洒落なんだろうなぁと思って行ってみたら...やっぱりお洒落だった(笑)
てか、ここはカフェかイタリアレストランですかというお店の雰囲気。
でもって、休日のランチ時だったので、10分ほど待って入店。

いわゆる創作系の蕎麦屋だけあって、一工夫されたメニューが並んでいて、その中から、三者三様に注文してみた。


穴ぼこ嫁注文の、すだちで埋め尽くされていたお蕎麦(笑)
すだちパックか!っていうぐらい、もはやここまでくると、すだちに蕎麦をトッピングしていると考えた方が正解のような気も(爆)
まぁ美味しかったみたいだけど、原価的にどうなの?



こちらは、穴ぼこ叔母様ご注文の品
まぁ、普通に美味しかったみたい



穴ぼこオヤジ注文の豚肉のつけ蕎麦
美味しかったけど、リピーターになる程の蕎麦では無かったかな。

そんな訳で、たまプラにコンプレックスを感じている(笑)だけに、ついつい減点法で辛口な評価してしまうんだけど、だとしても、これならご近所さんでやっている粉練*2の蕎麦の方が穴ぼこオヤジ的には好みだね。
ただまぁ、町田の場合だと、基礎点が低いところからスタートするので、加点法による甘口な評価にはなっちゃってるけど(爆)

*1:思い出の味は重いで〜! http://d.hatena.ne.jp/divot/20120908/p1

*2:粉練(こねり)http://d.hatena.ne.jp/divot/20140519/p1