穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

音と重力の無い世界

数日前から、右耳に突如耳鳴りが発生!(爆)
実は、つい先日まで、左耳の鼓膜付近に髪の毛が紛れ込んじゃっていて、かなりのノイズを発していたんで、耳鼻科に行って取り除いてもらったばかりだったんだよね。
にも関わらず、治ったのも束の間、今度は反対の耳が耳鳴りになるとは、なんたる穴ぼこな展開(泣)
ちなみに、耳鳴りの原因の大半はストレスにあると言われていて、実際、過去にも何度か耳鳴りに襲われたことがあって、その都度、なんらかのストレスの要因を思いつくこともあってか、次第に治まったりしたんだけど、今回は、相も変わらずストレスに囲まれた生活はしているものの、これといって特定できるストレス要因はないんだよなぁ。
しかも、あろうことか、寝ている時に「不眠に悩まされる夢」を見ちゃう始末で、う〜ん、これって、かなり病んでいるような気もするぞ...?(笑)

思い起こせば、学生時代には本当に不眠症に悩まされ、朝まで眠れない日々が続いたこともあったし、あげく、アパシーシンドロームなるものに陥って大学をドロップアウトするわ、その後、辛うじて社会人になれたものの、今度は会社勤めに挫折して、これもまたドロップアウトするわで、更には、パチンコと引き篭もり生活に突入し、ついには鬱病の称号を病院でいただけるようにまでになったんだっけ(爆)
まさに、こじらせ女子ならぬ、こじらせオヤジってな話ですな(笑)
唯一、穴ぼこ嫁と暮らすようになって、彼女から発せられる爆睡オーラのお陰で、不眠症とはおさらば出来たんだけど、未だ絶賛こじらせ中という穴ぼこ生活に変わりは無いんだよね。
もうオッサンなんだから、良い加減に生きていけば済む話なんだけど、潜在意識に潜むもう一人の自分が、必死にオヤジをこじらせようとしているということなんだろうか?
そんな訳で、いずれにせよ、ストレスの要因が今ひとつわからないのであれば、ここは気分転換を図るしかないってことで、宇宙空間の如く頭を空っぽにして見られそうな映画「ゼログラビティ」を見に行ってきました(笑)

でもって、単純にオモロかった!
3Dアトラクション映画としては、まさに秀逸の作品。
恐らく、いくつかのオスカー像を獲得するんじゃなかろうか。
でもって、そのうちUSJでアトラクション化すること間違い無し!(笑)
というぐらいの映画だった。

それにしても、たった2人の役者と宇宙空間という設定だけで、あそこまでのエンターテイメント作品に仕上げるとは、さすがはハリウッド。
もちろん、ハリウッド映画特有のご都合主義的な突っ込みどころも満載ではあるのだけど、3DとCGが生み出すディテールが、それらを上回るをリアリィティを引き出していたように思えたね。
まさに、頭を空にして楽しむのにはうってつけの映画だった。
ただし、頭は空っぽに出来たけど、耳鳴りの方はいまだ治まらず(爆)

で、個人的には「2001年宇宙の旅」の映像美と、「アビス」の息苦しさ感に加えて、サンドラブロック演じる主人公が「エイリアン」のシガニーウィーバー演じるリプリーと重なる印象もあったりで、SF映画の系譜も感じ取ることもできて、思った以上に楽しめました。
でもって、ふと、宇宙のような空気が無い所でも耳鳴りってするのかなぁ?と思ってみた(笑)

あと、今回行った新百合丘の映画館では、3D上映だと吹替え版のみだったので仕方が無かったんだけど、登場人物が少ない密室劇でもあっただけに、サンドラブロックとジョージクルーニーの演技を生のセリフで見てみたかった気も。
ただし、字幕版になっちゃうと、視点が字幕によって定ってしまうために、宇宙空間での方向感覚が失われる映像演出の醍醐味も損なわれてしまうとの見方もあるらしく、この映画に限っては、吹替え版を支持する声が多かったようで、結果的には、吹替え版を見に行って正解だったのかも。

ちなみに、上映前の映画館での出来事なんだけど、トイレで用を済ませて座席に戻って来た時、ふと見ると、隣の席のお兄さんの周りだけ、なにやら白い小石のようなものが、床一面に敷き詰められたような感じ?になっていて、ここは京寺の石庭か!と思わず突っ込みそうになったんだけど、
どうやら、なんかの拍子に、ポップコーンを誤って盛大かつ大量に巻き散らかしてしまったらしい(笑)
当の本人も、もはや為す術無しって感じで、散乱したポップコーンに囲まれたまま開き直った様子で座ってるもんだから、そこだけ凄いシュールな空間になってました(笑)
残念ながら、ポップコーンも地球の重力には逆らえなかったようですな?(爆)