イカ三昧
先日、O島水産という非営利で水産業を営んでいる友人が新鮮なイカを送ってきてくれた。
って、要は、友人が帰省した先の富山湾金沢沖*1でイカ釣りをした際のお裾分けなんだけど、毎年のように釣れたてのアカイカを宅急便で穴ぼこ宅まで届けてくれるんだよね。
そんな訳で、もはや夏の恒例行事のようになりつつあって、友人の善意に恐縮しまくりなんだけど、いやホント、持つべきものは釣り好きの友人ですな(笑)
ちなみに、以前、大漁だった時に30杯も送ってきてくれたことがあって、包丁片手に血眼になりながら全部捌いたなんてことも(汗)
以前に、イカを送ってもらった時の穴ぼこブログはこちら↓
大漁!
イカ好きなオヤジ達
妙な楽しみにもなっている、O島水産の看板娘?によるイラストつきの送り状
で、早速、届けられた宅急便を開けてみると、中には8杯程入った新鮮なアカイカが。
毎度、ありがとうございます!
でもって、すぐにでも捌き始めたいところなんだけど、あいにく、草野球で出掛ける予定になっていたので、グローブやらユニフォームやらと一緒に数杯のイカを慌ててバッグに詰め込む穴ぼこオヤジ(笑)
というのも、偶然にも草野球のグランドが穴ぼこオヤジの実家方面だったので、出掛けたついでに両親にお裾分けもしてきたんだよね。
で、草野球を終えて家に帰ると、早速イカの仕込みに取り掛かることに。
そんでもって今回、色々思案してみたレシピは全部で5品。
まずは、穴ぼこ夫婦お気に入りの食し方ということでこちら↓を用意。
ちょっと贅沢して、塩は藻塩に、レモン果汁も奮発した物を(笑)
これで、まずは、王道のお刺身をいただくことに。
いやぁ、新鮮なイカだけあって、まさに絶品の一言に尽きますな。
適度な弾力がありながら、とろけるような甘い旨味が口の中で広がるという、相反する美味しさが見事に絡み合う。
ちなみに、意外だったのは、わざわざ藻塩とレモン果汁を用意したにも関わらず、普通にわさび醤油の方が美味しかったこと(爆)
今回のアカイカは、言うなれば甘えびにも似た濃い甘みがあって、塩レモンよりも醤油との相性の方が良かったみたい。
で、続いての一品は、身を細切りにしたイカソーメン。
刺身で感じたように、今回のアカイカは醤油とマッチしていたので、イカソーメンはまさにうってつけの一皿でした。
そして、更なる一品は、偶然にも丁度良い具材が揃っていたこともあって、一度、作ってみたいと思っていたレシピに挑戦。
まずは、イカの肝を取り出して料理酒で軽く煮立たせ
冷蔵庫にあった、夏野菜を荒みじん切りにして
それらを、包丁で叩いたイカと混ぜて、おろし生姜、味噌や梅肉を加えて更にまな板の上で叩いていくと...
「なめろう」というと鯵のような青魚向けのレシピだとばかり思っていたんだけど、実は、イカも侮れないという噂を耳にしたことがあって、絶好の機会とばかりに作ってみたんだよね。
でもって、いやぁ、これが想像以上に美味しかった!
ちなみに、穴ぼこ嫁は今回のレシピの中で一番のお気に入りだったとのこと(笑)
で、残ったゲソは定番のバター醤油炒めに
そして、捌いたイカの中から1杯だけ冷凍保存に回して、それ以外を調味液に漬けた後、一夜干しにして、2日目のおかずにしていただきました。
見事、一夜干しの出来上がり!
ちなみに、前回作った時は猛暑であっという間に干からびて失敗しちゃったので、今回は早朝に収穫(笑)
そんな訳で、いやホント、5品全て美味しく味わうことが出来ました。
特に、半冷凍で届けてくれたのが良かったのか、生食には抜群のアカイカだった。
思うに、都心ではなかなかお目にかかれない種類のイカだけに、ましてや、これだけの鮮度の代物を口にすることができるなんて、つくづく贅沢な話ですな。
でもって、よくよく考えてみると、友人が釣りバカになってくれなければ、本当のイカの美味しさを知ることもなかった訳で、これまでにも、鯖(サバ)やら太刀魚やら、魚屋では手に入らないレベルの鮮魚を一杯もらってるんだよね。
中々お礼をする機会が少なくてホント申し訳ない次第。
改めて、ブログを借りてお礼を言わせていただきます。
立派な釣りバカになってくれて、ありがとう!(笑)
ちなみに、釣りバカというか、もはやクレージーな領域に足を踏み入れている、平坂寛という人の、とあるサイトの連載記事を以前から愛読しているんだけど、どんな魚でも釣り上げた魚は食べるというポリシーを貫いていて、強い共感*2を覚えるものの、いかんせん一風変わった獲物ばかりを狙って釣っているので、リアルに体を張りながら調理して食べる羽目に陥ることしょっちゅうで、その顛末は、文字通り抱腹絶倒の連続なんだよね。
最近は、テレビにもちょくちょく出てるらしいけど。
ちなみに、上記エントリー記事の写真のインパクトがあり過ぎて、海外のSNSなんかで、福島の放射能汚染と結びつけられて、ゴジラフィッシュとか言われて、結構な騒ぎになったのだとか(笑)
いずれにせよ、好奇心とクレージーは紙一重なんだということを痛感せずにはいられませんな(笑)
一方、幸いなことに、件の穴ぼこオヤジの友人はイカ釣り一筋なので、見たこともない魚のお裾分けは、さすがに無さそうなんで、とりあえず一安心(笑)
とはいえ、よくよく考えると、富山湾も深海魚の宝庫だったりするので、何が釣れてもおかしくはないんだけどね(爆)