穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

血反吐、吐くまで

年の瀬が差し迫った最中にクロスバイクでコケて小指を骨折し、なんとも残念な年末年始を過ごす羽目になった穴ぼこオヤジ。
恐らく?穴ぼこ人生では3度目の骨折となるのだけど、って、なんでまた「恐らく」なのかというと、過去2回の骨折はいずれも非公式の骨折だったから。

ちなみに、最初の非公式な骨折は、まだ穴ぼこオヤジが学生だったウン十年前のこと。
壮絶な母子ゲンカの果てに八つ当たりでリビングのソファーを思いっきり蹴り上げてみたところ、あろうことか、ソファーの底が頑丈な鉄板で出来ていて、足の甲で思いっきり行っちゃったもんだから、その場でもんどりうって、痛みでのたうち回ってたにもかかわらず、お母ちゃんもヒートアップしてるので、息子に構うことなく放置されたことがあったんだよね。
で、あまりに尋常じゃない痛がりっぷりに、お父ちゃんが見かねて近所の病院へ連れていってくれたんだけど、これがまた怪しい外科病院で、よれよれの白衣を羽織った新井浩文みたいな医者が頭をぼりぼり掻きながら、ドラマさながらに現われたかと思えば、看護師もこれまたピンク色で生地の薄いナース服だったりするもんだから、もはやアダルトビデオの設定か!?みたいな感じで、痛いどころかエロかった記憶しか残っとらん(笑)
そんな怪しさ?妖しさ?満載の病院で診てもらった結果は足の甲の打撲。
ってなはずなのに、その後もなかなか痛みが治まらなかった上に、鉄板に打ち付けた箇所の骨が次第に盛り上がってきて、最終的には、節のような骨のこぶが出来上がっちゃったんだよね。
そんな訳で、さすがに単なる打撲でここまで骨が変形するとは考えにくく、いまだ誤診だったのだろうと思っている次第。

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続く2度目の骨折は、当時のブログにもちょこっと書いてあるのだけど、2年前にクロスバイクでコケて肋骨を強打した時。
でもって、肋骨の骨折って、病院に行ってみたところで、痛み止めや湿布薬を処方されて、あとは自然治癒を待つだけの治療が大半なので、わざわざ病院へ行かずに自力で治してもうた。

そんな訳で、過去2回は誤診?と未受診による骨折疑惑に終始しているので、今回は生まれて初めて病院でのお墨付きをもらったことに。
やったね!
あっでも、今回は骨折と診断されたにも関わらず、折れたままにしてあるから、よくよく考えると、いまだまともな治療を受けたことがないのは相変わらずだ(爆)

そんなこんなで、1月末には通院も終え、年を越してからようやく日常生活を取り戻し始めた頃のこと。
新たなアクシデントが穴ぼこオヤジを襲うのだった...

実は3月に立川で開かれるハーフマラソン大会に出場しようとエントリーをしていた穴ぼこオヤジ。
ところが件の自転車事故では小指の骨折は元より、右膝も痛めてしまっていたので、まったく練習ができない日々が続いていたのだけど、ただし右膝の方は幸い大事には至らなかったので、小指の骨折の通院治療を終えた1月末頃から慌てて練習を開始したんだよね。
で、大会本番まで練習時間がとても足りそうもない中、せめてハーフ2時間ぐらいは切りたいと思い、練習不足を取り返すべく意気込んだまでは良かったのだが...

まさか、血反吐を吐くことになろうとは!?(汗)

 それはある日の仕事終わりの帰宅ランで、夜中に約18キロの道のりを走って帰っていた時のこと。
職場を出てから快調に走っていたのだけど、12キロ辺りを過ぎたころから急に胸やけを覚え足取りが重くなる事態に。
さすがにその時点で走るのを諦めて電車に乗って帰ろうかと思ってみたものの、最寄りの駅まで遠かったのと、乗車中にもっと気分が悪くなるのも嫌だったので、仕方なく、とぼとぼと歩いて自宅を目指すことに。
ただし、この日はあいにくの寒空だったので、それまで掻いていた汗が一気に冷えて体温を奪い、凍えきった状態でなんとか我が家に到着。
そんな訳で、家に入るなり倒れこむようにぐったりしていると、突如、激しい吐き気に襲われ、何度もトイレに籠る羽目に。
まぁ、走る直前は食事の一切を取らないようにしているので、胃液しか吐きようが無かったのだけど、2度目にトイレへ駆け込んだ時にそれは訪れたのだった。


トイレに駆け込むや否や、まるで墨汁のような胃液を吐き、便器が黒く染まっていく様を見ながら愕然とする穴ぼこオヤジ(汗)

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まさに「なんじゃ、こりゃぁぁ~!」てな事態に慌ててトイレを飛び出してネットで調べてみると、なんでも血液が酸化すると黒くなるらしく、つまりは血反吐を吐いてしまった模様。
胃潰瘍でよく見られる症状なんだそうで、そういやぁ、ここのところ、骨折してみたり、プライベートでもちょいと厄介な問題を抱えてたりもしていて、ストレス溜まりまくりで、胃に穴が空いてもおかしくはなかったんだよなぁ。

そんな訳で、胃潰瘍のフラグが立つ中、翌朝に駅前の内科系のクリニックに駆け込んでみたところ、ここでは手に負えないということで、専門の胃腸病院を紹介してもらうことに。
って、なんだか骨折の時と同じパターンな気が...(泣)

で、これまた診療時間が合わなかったので、絶食したまま1日遅れで胃腸の専門病院で診てもらえたのだけど、まずは症状や原因を探るために、血液やら細菌やらの検査に加え、人生初の胃カメラも受けることに。
って、あぁ、いつか受けなきゃならんとは思ってたけど、まさかこのタイミングで胃カメラを飲む日が来たか~(汗)
というのも、健康診断の胃のレントゲン検査は無駄な検査なんで今まで拒否ってたというのもあって、いずれ胃カメラは飲まなきゃと思ってはいたんだよね。

そんな訳で、胃を...もとい意を決して胃カメラの検査を受けてみたんだけど、まぁちょっとキツかったものの、検査技師と一緒にモニターを見て説明を受けながら検査をするので、ちょっとしたガイド付きのアトラクションみたいで、なかなかに面白い体験だった。
ただし、ポリープやらびらんやらが見つかって、モニター越しで切り取られる様も見届けることになったけど(爆)

で、胃カメラの検査で分かったのは、食道に炎症が見られ、いわゆる「逆流性食道炎」を起こしていたとのこと。
要は、胃酸過多により食道に炎症を起して吐いてしまったらしい。
穴ぼこ的には、てっきり胃潰瘍だと思って覚悟していたので、ちょいと肩透かし。
まぁでも、大事に至ってなくて良かった。
おまけにポリープも良性だったようで、むしろ胃はきれいな部類なのだそう。
ただし、逆流性食道炎の原因の特定には至らず、とりあえず、炎症を抑える薬をもらって、しばらく様子をみることに。

っつても、まぁランニングが原因であったことはほぼ間違いないよね。
というのも、ランニングで吐き気を催すのって、よくある話で、さすがに10キロを超えるランニングになると、それなりに内臓へダメージを与えてしまうらしく、実際、吐き気で悩んでるランナーって結構いたりするんだよね。

あと、実は帰宅ランをした当日の朝、牛乳を飲んでいるのだけど、ゴクリとした瞬間に超激マズな味がして慌てて吐き出してたなんてことも。
ただし、病院の先生は、牛乳程度では逆流性食道炎の原因になるとはあまり考えにくいと言ってはおりました。

で、後日、検査の結果から血反吐の原因が明かに。
なんと、細菌検査の方で「病原性大腸菌」が検出されちゃってた。
って、そう、悪名高き「O-157」でお馴染みの食中毒の原因菌で、O-157ほど毒性の強くないタイプの菌が穴ぼこオヤジの体内から見つかったとのこと。
先生曰く、毒素が出ていたら保健所に通報レベルだったらしいのだけど、そこまで悪さをしていなかったようなので、とりあえず抗生物質で除菌しましょうとのこと。

ってことは、血反吐の主犯は、胃潰瘍でもランニングでもなく、朝に飲んだ腐った牛乳だったてことか!?(汗)
う~ん、でも賞味期限内の牛乳ではあったんだけどなぁ。
で、調べてみたところ、家畜経由で感染しやすい菌だとかで、やはり、牛乳が汚染されていたと考えるのが妥当かと。
ただし、証拠はとっくに生ゴミとなって処分されちゃってるので、今更確かめようは無いけどもね。
ちなみに、穴ぼこ嫁は、件の牛乳を口にしていなかったようでご無事でした(笑)

あと、胃カメラを飲むと、漏れなくピロリ菌の検査がおまけ(保険適用)でできるので、ついでに検査をしてもらったところ、穴ぼこオヤジの胃袋にピロリ菌はいらっしゃいませんでした。
お蔭で胃がんリスクが減って一安心ではあったものの、あれから2~3ヶ月が経っているにも関わらず、今だ胃腸の調子がなんとなく戻ってない感じが続いてはいるんだよなぁ。
でもって厄介なのは、その後のランニングですっかり吐き気癖がついてしまったみたいで、走る度に胃液が込み上げてくる始末。
そんな訳で、最近、ちょと何のために走っているのか分からなくなってきちゃった。


ってなことで、災難続きのの年末年始をなんとか乗り越えたまではよかったけれど、その余韻はまだしばらく続きそうな感じ。

まさにとんだ災難で、小指が折れただけではなく、心も折れそうなってきた穴ぼこ生活なのでした。