穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

穴ぼこ夫婦銀座に行く、そして...

銀座のとあるギャラリーに嫁の用事があるとのことで、お供を命ぜられて数年ぶりに銀座に行ったった(笑)
で、いざ銀座に降り立つと、まさにそこにはテレビで見る光景のとおり、海外、国内のブランドショップがひしめき合い、記念撮影に興じる中国人観光客の姿も!
でもって、町田じゃ決して見かけることのない、コンサバなお姉さま方が、そこかしこに行きかう光景に、穴ぼこ嫁の存在を忘れてついつい目が泳いでしまう(汗)
まさに、異空間に迷い込んだような気が...(笑)

で、そんな活気溢れる大通りを曲がり、目的のギャラリーへと向かうべく路地裏の通りを歩いてみると、こちらは老舗のバーや洋品店、更には高級画廊なんかが軒を連ねていて、今もしっかりと残るかつての銀座の風景に、少しほっとしてはみたものの、
やっぱり、それはそれで異空間に迷い込んだ気分に変わりはないんだよね(笑)

そんな訳で、嫁の用事を終えると、銀ブラでもすっか!
なんて気は全く起こらず(笑)
そもそも、穴ぼこ生活に銀ブラなどという高尚な過ごし方は、どう考えても似合わない(笑)
ということで、せっかくの東方見聞の機会なので、穴ぼこ夫婦に相応しい?
とある場所に向かうことに。

まずは、銀座から有楽町に向かって歩き出します。
そういえば、銀座の雰囲気も随分変わった気がするけど、それ以上に有楽町も色々と変わったねぇ。
特に、無駄にガランとしていた地下道にはびっくらこいた。
地下要塞みたいな無機質な空間が続いていて、そこを抜けると、いきなり昭和の匂いがプンプンする地下街へと繋がっているんだけど、何なのこのギャップ?(汗)
まるで、ブレードランナーの世界みたいだったなぁ(笑)

そんな、ハリソン・フォード御一行様が有楽町に到着すると、続いて地下鉄有楽町線に飛び乗り、今度は新木場方面へと向かいます。
でもって、二人が降り立った駅の名は「月島」
そう、あの「もんじゃ」でお馴染みの月島です。
って、穴ぼこっぽいでしょ(笑)

まぁ、正直なところ、多摩方面在住の人間からすると、わざわざ月島まで出向くってほどでもないし、
そうは言っても、一度くらいは、やっぱ食べてみたい気もするし...
なぞ、B級グルメならではの葛藤を呼び起こさせる「月島もんじゃ」(笑)
この機会に行かずして、いつ行くのだ!
まさに、銀ブラなどしている場合ではないのだ!

と喜び勇んで来たものの、いつもの如く下調べ無しで行ったもんで、無駄に駅前をうろうろ(笑)
で、慌ててお店を調べて、もんじゃストリートの路地裏にあるお店「ま乃」をチョイスして入ってみることにしました。


下町風情漂う路地裏がなんともいえない雰囲気を醸す

実は、穴ぼこ人生の中で二度目となるもんじゃ焼き
鉄板焼系は広島風お好み焼き以外、ずっと禁じてきたんけど、今日だけは掟を破ることにしよう(笑)
ちなみに、一度目の禁を破ったのは、当時の会社の女の子とゴハンに行った時でした。許せ嫁!
まぁ、その程度の掟です(笑)

お探しの店舗のページはありませんでした

ということで、まだ客のいない店内に入ると、早速、もち明太チーズのスペシャルもんじゃとベビースターをトッピングしたコンビーフポテトのもんじゃを注文。
で、お店のおばちゃんに焼いてもらいながら、しばしもんじゃトーク(笑)

そもそも、なんで月島がもんじゃの名所になったのかというと、
実のところ、月島がもんじゃ発祥の地という訳ではなくて、もともと魚河岸が栄えていた関係で、海鮮もんじゃとか、今回オーダーしたもち明太もんじゃなど、月島独自のメニューの開発と共に発展してきたんだそうな。
で、今では、なんと100店近くのもんじゃ屋さんが月島にはあるのだとか。
でもって、てっきり、もんじゃってば戦後の食糧難で出来た食べ物と思いきや、はるか戦前からあるらしく
元々は、漁師料理が起源じゃないかと言われているんだとさ。
漁師料理といえば、北海道のちゃんちゃん焼も、周りを山にして真ん中を空けて鮭を焼いたりして、そういえば、もんじゃ焼に似てなくもない?
いずれにしても、広島風お好み焼きよりも、はるかに歴史のある伝統食だったのよねん。

などと、もんじゃトークも終わる頃、ついにもんじゃが完成。
ということで、早速いただいてみると、
そんな歴史の重みを知ってしまったからなのか、なんだかもんじゃが崇高な食べ物に思えてしまい、味わいもひとしお(笑)
そもそも、お好み焼きのルーツでもある訳で、これまでの無礼をお許し下さい(笑)
っつうことで、美味しかったです。


もんじゃ完成の図

でもって、お会計。
え?
ナニナニ、締めて5000円?
これまた、思ったより掛かりましたな。
まぁ、色々な話も聞けたし、江戸前の食文化にも触れることが出来たんで、よしとしますか。


もんじゃストリートから見た月島の町並み。こちらも雰囲気ありますな(笑)

それにしても、どんな食べモノにも、歴史ってあるんだよなぁ。
など、帰りの電車の中で、色々な思いを巡らせながら、改めて夫婦でもんじゃ屋のお勘定をしてみると...
ん?
どうにもつり銭が数百円合わない(爆)
当然レシートなんてものは無いから、今更確かめようもないし...

てやんでぇい、食っちまったもんはしょうがねぇ。
江戸っ子は、いちいち細けぇこたぁ気にしねぇんだよ!