穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

高尾山で飲むビールの味は?

今年の3月頃にテレビ東京の番組「アド街ック天国」で高尾山特集を放送していたんだけど、それを見ていた穴ぼこ嫁が、何を思ったのか、その日から「山が呼んでいる」モードに入ってしまい、高尾山登頂はもはや避けられそうもない事態に(笑)

ということで、先月、そんな穴ぼこ嫁の悲願成就に付き合うべく、二人して高尾山に行ってきた(笑)
ちなみに、穴ぼこ人生を辿ってみると、う〜ん...小学校以来の高尾山かな?
確かケーブルカーに乗ったような記憶が...

高尾山とは編集

そんな訳で、直前の天気予報も悪くなかったので、当日の朝に思い立って決行を決めたものの、
いざ行こう!ってなると、そういえば着ていく格好もないし、嫁の天敵のスズメバチも飛んでそうだし...
なぞ、つい、ブツブツと難癖をつけてしまうワタクシ(笑)
でもって、嫁の方を見てみると、既に目をキラキラとさせながら、鼻歌交じりに服を選んだりなんかしちゃってるし...
その瞬間、後戻りの出来ない旅なんだなということを悟りました(笑)

まるごと! 高尾山こだわりガイド

とまぁ、難癖をつけつつも、偶然にも高尾山に登ったばかりの知人がいたりして、とりあえずリサーチは既に完了。
でもって、いつでも行く心の準備だけはしていたんで、こうなったら出たとこ勝負で、後はスズメバチに遭遇しないことを祈るのみ。
なんせ、自然を愛でる素敵なアラフォー女性を夢見る嫁も、一皮剥けば、昆虫を見るなり、絶叫することしか芸のないオバチャンなもんで(笑)
中でも、スズメバチは、見ただけでも卒倒し、手がつけられないぐらい錯乱するので、穴ぼこ旦那からしたら、スズメバチより、むしろ取り乱す嫁の方が、おっかないぐらい(笑)
とはいえ、こればっかりは遭遇しないことを天に任せる他ありませんな。

そんなこんなでグダグダしていると、あっという間にお昼になって、ようやく出発(汗)
って、そんな時間に出発して間に合うの?って話なんだけど、いやこれが間に合っちゃうんだよね(笑)
というのも、町田そのものが、何気にへんぴな場所だったりするので、実は高尾山口まで1時間足らずで行けてしまう。
即ち、昼間に出掛けても充分間に合っちゃうのです。
でもって、京王線に乗ると、リフト券付きの往復割引切符が買えるので、これまた、めっちゃリーズナブル。
まさに、穴ぼこ生活にピッタリの山登りという訳。

ということで、途中、八王子のスーパーで寄り道をして、ビールとおつまみをしこたま買って準備万端。
あっという間に、高尾山口に到着しました。


高尾山口の案内看板


実は高尾山、バラエティに富んだ登山コースがいくつかあって、舗装された道で行く王道の観光コースから、勾配のある山道を行くトレッキングコースまで、それぞれの目的に合わせて登ることが出来るようになっている。
ということで、ここはひとつ、穴ぼこ嫁のなんちゃって山ガール気分に鉄槌を喰らわし、旦那の存在感をここぞと示す機会とばかりに、高尾山で最もハードと思われる「稲荷山コース」で登ることに。
見晴らしの良い尾根伝いを行く全長3.1km、登り所要時間が90分のトレッキングコースです。

フッフッフッフッ...
さてさて、苦痛で歪む穴ぼこ嫁の顔でも拝ませてもらうとするかな(笑)
山を舐めてると痛い目に会うよ。
ということで、いざ登頂!

すると早くも、15分後にはハァハァと苦しい息遣いが聞こえてきた...
まだ登り始めたばかりだというのに、だらしがないねぇ。

でもって、30分後。
おいおい!足、完全に止まってるじゃん。
仕方がないので、マッサージがてらベンチでしばし休憩。
日頃の運動不足だね。

そして60分後。
ついに、嫁?に置いてきぼりにされる...

...穴ぼこ旦那。
って、もう動けません。
勘弁してください。
お〜い!旦那を置いてさっさと行くんじゃないよ〜!


息も絶え絶えの旦那を見かねて、ビールが詰まった重いリュックを変わりに背負ったまま、軽々と山道を登っていく穴ぼこ嫁。
一方、意識が朦朧とする中、汗だくになりながら、必死の形相で嫁の後を追うメタボ旦那。
まさか、こんな展開になろうとは...

そんな訳で、終始余裕の表情を浮かべながら予定より早く山頂に嫁が到達すると、続いて肩で息をしながら旦那が到着。
夫婦始まって以来、ガチの体力勝負で、旦那が嫁に初めて敗北を喫するという、思わぬ歴史的瞬間を迎えることとなりました(笑)
しかも、途中から嫁がビールの入ったリュックを背負ったハンデ戦での完敗。
まさに、旦那の面目丸潰れ。
そう、山を舐めていたのはワタクシでした(爆)
そして、我が妻のポテンシャルをも見くびっておりました。

山頂にあるベンチのテーブルにおつまみを広げると、早速、美味しそうにビールを飲み干す穴ぼこ嫁。
一方、旦那はというと、夫のみならず男のプライドをも引き裂かれ、ホロ苦いビールを高尾山の頂上で味わう羽目となりました(笑)


山頂からみた富士山方面の景色

そんな訳で、ランチビールでしばし疲れを取ると、今度は下りのコースが待ってます。
下山ルートは、高尾山の名所を歩いて降りながら、最後はリフトで一気に下って高尾山を締め括るコース。

リフトの終了時間も迫ってきたので、早速出発します。
登りのトレッキングコースとうって変わって、こちらは広い緩やかな道を歩きながら、数々の仏閣を通り抜ける趣のある観光コース。
同じ山とは思えない、まったく違った表情が楽しめるのも、高尾山の魅力のひとつなんだろうなぁと実感しながら、一路リフト乗り場を目指して下っていきます。


至る所に天狗の像が... なんでも高尾山は天狗にまつわる山なんだとか



なんかの御神木。まさにパワースポットと言われる所以ですな。

やがてリフト乗り場に到着。
でもって、下りのリフトに乗って大正解だったかも。
確かに、上りリフトの方が楽な気はするけど、山の斜面をひたすら拝むことしかできないから、つまんなさそう?(笑)
下りのリフトから見た景色は爽快感に溢れ、都会を見下ろす中々の絶景でした。
ということで、無事?に登山口に到着。


都内を見下ろすリフトからの景色

実を言うと、登りの道中で大きなハチに遭遇していたんだけど、前しか見ていない嫁は、まったくハチに気づかずズンズンと山道を進み(笑)
一方、ハチに気づいた旦那は、嫁に声をかけようとしたものの、既に力尽きて声を失い、結局何事無かったなんて一幕もありました(笑)
それにしても、旦那の体力不足もさることながら、嫁のタフネス振りには改めてビックリ。
やはり、穴ぼこ生活の大黒柱は嫁だったのね(笑)
そんな訳で、なかなか楽しめた高尾山の山歩きとなりました。
これを機に、トレッキングにもハマりそう?
町田からだと、丹沢とか相模湖だとか、色々なトレッキングコースも近いので、思い切って夫婦で挑戦してみようかな。
まぁ、どの道、珍道中になるのは間違いなさそうけど(爆)