穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

革命の鐘の音?

前回、ブログネタにした、東急グループが総力を挙げて再開発を行った話題のスポット「二子玉川ライズ」に入っている多種多様なテナント群の中で、CDショップが無かったことに、未だ衝撃を隠せないでいる穴ぼこオヤジ。
なんせ、書店、映画館、楽器店、家電店などなど、いわゆる音楽とも結びつきの強いテナントが多数入っているにも関わらず、なぜだかCDショップの専門店だけ出店が無いっつうのは、これまでならどう考えたってありえない話。
いやこれって、今やCDショップは魅力的なコンテンツではないですよ!という烙印を押されてるようなもんで、かつて、それこそ大型ショッピングモールであれば必ず出店するような大手CD小売チェーンで汗水流して働いていたことのある身からすると、まさに今の音楽産業が置かれている状況を象徴している出来事のようで、あまりに悲しすぎる現実ですな。
とはいえ、いずれこういう時代が訪れることを予想してたからこそ、音楽の仕事から足を洗い、今に至ってはいるんだけどねぇ...
もとより、そもそも、かつて、他人様にCDを売る仕事をしていた身でありながら、当の本人がCDを買わなくなっちゃってたんだから、そりゃ世話ないよなぁ(笑)
それが今では、CDを買わないんじゃなくて、買いたくても買う余裕の無いリアルな穴ぼこ生活を過ごす日々になっちゃってる(汗)って、一体なんのこっちゃ?!(爆)

そんな訳で、つい最近まで、ブログの更新どころじゃないドタバタな穴ぼこ生活を過ごしてたりで、益々音楽から遠ざかる生活を余儀なくされてはいたんだけど、そんな中、唯一ウォッチしていたのがこちらのアーティスト。

実は、更新が途絶える直前、即ち今から10か月ぐらい前に穴ぼこブログの更新ネタにしようかなと思っていたので、穴ぼこ的には今更ブログで取り上げる感じでもないんだけど、穴ぼこブログの更新が滞ってた間にも、じわじわと人気が広がっていたようで、いつの間にやら全国区になりそうな勢いになってる(汗)
一言でいうと、いわゆるサブカル系の音楽ではあるんだけど、ボーカルのコムアイ嬢の破天荒なキャラと繊細なトラックとがミックスされると、なんともいえない粘着成分が抽出されるようで、独特の中毒性を醸し出しているんだよね。
それこそ、しょっちゅう動画を再生してたら、気付けば穴ぼこ嫁に中毒症状が現れる始末で、思わぬところからの反応も(笑)
いやほんと、勝手に脳内にまとわりついてくる感じなんだよね。
そんなこんなで、まさに文字通りじわじわと注目を浴び始めていく中、ついには、ヤフオクのTVCMに起用されているのを目撃しちゃったりしたもんだから、これまたびっくり。
果たして、一気にブレイクなるか?

思うに、音楽不況とIT革命って強い相関関係にあって、いわばITが音楽コンテンツを安価なものにしてしまったことで、業界の既得権益が失われ、コンテンツの品質低下を招いているのが現状のように思えるんだけど、一方で、音楽コンテンツの創出を市民が手にすることが出来たとも言える訳で、今の音楽シーンって、まさに革命の真っ最中と言ってもいいんじゃなかろうかと思う。
で、もはや既存の音楽業界には、いかに消費されるかを競う音楽コンテンツしか生み出せなくなっているので、これからは、音楽文化の担い手として、プレイヤーとリスナーの手や耳に直接委ねられていくということになっていくんじゃないのかな。
そんな訳で、まさに消費社会とは物質的豊かさを求めてくことに他ならないのだけど、音楽の存在が消費社会に飲み込まれていくのか、はたまた価値を創造し生きながらえていくことになるのか、今が、まさにその分水嶺のような気がしてならないんだよね。
特に、ブログの更新が滞っていた間に、ちょいと人生観が変わる時間を過ごしちゃったりしたもんで、音楽にとっての豊かさとはなんなのか、余計にそんなことを感じるようなっている今日この頃。
でもって「水曜日のカンパネラ」には、音楽性はもちろんのこと、既存のフォーマットでは決して生み出すことの出来ない、世界観や存在感を感じずにはいられないんだよね。
コムアイを音楽シーンに突如現れたジャンヌ・ダルクと言っては言い過ぎなのだろうか?(笑)
少なくとも、穴ぼこオヤジの音楽に対する興味を繋ぎとめてくれる存在であり続けて欲しいと願うのは、正直なところ。
まぁでも、心配しなくても勝手に独自の道を歩んでいくんだろうなぁ(笑)

穴ぼこ嫁に中毒症状が現れた曲がこちら