穴ぼこ生活

穴ぼこの空いた数だけ書き記すお気楽ブログ。穴ぼこ人生ここに極まリ!

そ...それだけなんですか?

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東京で0.1%ということは、都民の内、凡そ14,000人が新型コロナに感染していた可能性があったと推計できるのだけど、現時点で東京都で確認されている感染者数が6,000人弱なので、なんと半数近くもの感染者をPCR検査で特定できていることになる。
いやぁ、さすがは世界に誇る一流都市、東京だね。
即ち、都内の検査体制や検査能力がいかに優れていたかを改めて証明してみせた訳で、実に都民として誇らしい気持ちで一杯だよ。
東京都最高!
小池都知事様万歳~!!

って、なるか~い!!!
当初の検査基準を満たさず、保健所で門前払いされた感染者がどれだけいたことか。
まぁ厚労省も抗体検査の精度に関しては疑問符がつくことから、今回の検査結果を全面的に信頼している訳では無さそうだけど、さすがに0.1%は低過ぎるぜよ。
以前のエントリーでも書いたように、同じ都内でも、地域や属性によって、感染実態にかなりの濃淡がありそうなので、抗体検査におけるサンプリングのやり方によっては、偏った検査結果が出てしまう可能性が高く、むしろの今回の検査結果はそれを裏付けているようにも思えるね。

そういった側面からみても、疫学的には相当厄介なウィルスでることを思い知らされる気がする。
どうやら一年を通して感染もしそうだし、だからといってずっと自粛生活を強いる訳にもいかないし、まさに「with コロナ」という新たな社会モデルの確立が求められることになるのだろうね。
人類史としても、コロナ前、コロナ後として語られていくことなのかもしれない。

そんな訳で、これまでの日本の政治や社会って、良くも悪くも惰性によって支えられてきた側面が強いと思うのだけれど、この先、日本が生き残っていくには、惰性との決別なくして未来はないと強く思う次第。
まぁこれは、穴ぼこ生活にも言えることなんだけどさ。

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