もしかしてコロナ？...咳よりも溜息が出た
更新が滞り気味だった穴ぼこブログのはずが、突如、新型コロナウィルスに関するエントリーを連発し、独りよがりな正義を振りかざしまくっている穴ぼこオヤジ。
とまぁ、あまりの国の無策、無能っぷりを見せつけられ、危機感を募らせた挙句の妄動には違いないのだけど、実を言うと、そこには個人的な理由もあったり。
コロナ革命？ - 穴ぼこ生活
総理大臣の自爆テロ？ - 穴ぼこ生活
新型コロナウィルスが炙り出すもの - 穴ぼこ生活
不安のパンデミック - 穴ぼこ生活
というのも、今月に入ってからワタクシ、風邪を引いておりました。
しかもちょいと厄介な感じの部類。
遡ること今月初旬のとある日の夜、仕事を終えて帰宅したところ、妙に熱ぽかったので体温を測ってみたところ、37度を越えていて、こりゃあかんということで、軽く食事を済ませて布団に潜り込むことに。
すると夜中に熱にうなされて目が覚める事態になり、慌てて体温を測ってみると、なんと39度近い発熱。
で、もしやインフルエンザ？！と心配つつ布団にくるまって再び眠りにつくと、次の日の朝、目覚めに再度体温を測ってみたところ、いつの間にやら36度台に下がってる！？
はて？そもそも高熱が出る時って、悪寒がしたり、体の節々が痛くなったりするものだけど、この時に限ってはそういった前兆がまったく無かった上に、高熱が出た数時間後には36度台に下がっているという謎症状。
で、その日以降は、37度前後の微熱が続くと、そのうち喉が痛み始め、やがて咳と痰も出るようになり、ようやく時間差で風邪らしい症状に突入。
ただし、その後は微熱なんだか平熱なんだか、どうにも中途半端な体温が続き、回復したともいえない、なんとも判然としない状態がひたすら続くことに。
思うに、通常、風邪を引くと、体調や症状の変化で悪化するのか回復するのか、なんとなく傾向が読み取れたりするものだけど、今回は、一瞬の高熱の後は微妙な熱が続き、数日経っても、のど痛、咳、痰が治まる気配が全く感じられないなど、これまでに体験したことのないタイプの症状の現れ方だったので、もしや新型コロナ？という疑念が頭を過ぎり始めたのでした。
しかも、発熱の数日前に、実は、地方に行く用事があって、中国人の入国で大騒ぎになりはじめていたタイミングに羽田空港を利用していたり、あと日頃の仕事でも、一般の人と比べるとやや感染リスクが高い行動が伴う業務だったりもするので、多少心当たりもなくはなかったり。
ということで、さすがに気になって、発症後、数日してから保健所に電話で相談してみたんだけど、コロナの疑いは低く、とりあえず近所のクリニックを受診してくれとのこと。
で、翌日に近所のクリニックを受診したら、風邪の治りかけと言われ、インフルの検査も行わず、一般的な風邪の処方だけしてもらって、ものの数分で診察は終了。
そんな訳で、なんとも釈然としないまま2日ほど療養した後、日常生活を再開したんだけど、体温は平熱に戻ったものの、咳の方は一向に治まる気配を見せず、なんと発熱から2週間以上経っても酷い咳が続くことに。
その間、横浜港のクルーズ船では感染が悪化の一途を辿り、やがて国内で市中感染も発覚するようになると、一気に新型コロナウィルスで大騒ぎするようになり、そんな新型コロナウィルス一色のニュースを咳と共に眺めながら、ひたすらストレスと不安を貯めることしかできなかったんだよね。
そんなこんなで、発熱からかれこれ3週間近く経ったけど、いまだ完全に咳が治まったとまでは言えない状態が続いてたり、でもって、実は穴ぼこ嫁も、高熱こそ出なかったものの、数日遅れでまったく同じ症状の経過を辿っていたりして、つまりは伝染してしまった可能性も高く、少なくともごく普通の風邪でないことだけは確かなんだよなぁ。
で、さすがに3週間近くも咳が続くなんてのはおかしいし、穴ぼこ嫁の体調も気なるので、改めて、最近、東京都が設けた新型コロナウィルス専門のコールセンターに電話をしてみたのだけど、案の定、これがまったくもって繋がらない。
www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp
で、半ば諦めかけたタイミングでようやく繋がったので、ここぞとばかりに話をしてみたところ、やはりコロナではないとあっさり返されてしまった。
う～ん、じゃぁ一体なんの風邪？
どうにも納得いかなかったのと、新型コロナの疑念を払拭するまでには至らなかったなので、仮に軽症者だったとして、その場合に自宅療養せよとのお達しがでているけど、その際、いつまで自宅療養をしていればよいのか訪ねてみたところ、電話口から聞かされたのは、厚労省からガイドラインが示されていないので答えられないとの、まさかのお返事！
おいおい、自宅療養を促す指針を示しておきながら、自宅療養を終える指針は示されていないので答えられないって、そんな話ある？
ウィルス検査や専門病院の受診に関しては、やれ37.5度以上4日間とか細かいハードルを課していながら、感染の疑いのある軽症者へのガイドラインは一切無いに等しいこの事実。
そもそも、穴ぼこオヤジの症状で新型コロナでないと判断されるのであれば、軽症者の基準って一体どうなっているんだ？
いや別に、自分が新型コロナであって欲しい訳じゃないんだけどさ。
何より感染の拡大を防ぐのには、感染者の8割を占めるとされる軽症者の行動を抑制することは有効な手立てな訳で、だからこそ政府の指針でも軽症者は自宅で療養するように示したのだろうけど、そんな中、もしかすると穴ぼこオヤジも軽度の感染者かもと思い、専用のコールセンターに問い合わせてみたものの、そもそも軽症者に対するガイドラインそのものがほとんど存在していないという、感染対策の欠陥を思い知らされるだけだったというオチ。
つまりは、37度5分以下の発熱や軽い咳、喉の痛み、即ち国の基準を下回るような病状の人達は、ガイドラインが無いので軽症者としてみなされることはないんだよね。
じゃ軽症者って一体誰なんだ？
こんな対応してたら、市民の不安だけじゃなく感染を広げることにしからならんぞ。
マジで終わってる。
＝追記＝
実は、ついさっき、もう一度コールセンターに問い合わせてみたんだけど、対応してくれた担当者は、検査対象に該当するか否かの話しを一方的にするだけで、何度質問しても軽症者の基準を示してはくれず、もとより軽症者の自宅療養を促す政府の指針すらまともに理解できていないようだった。
つまりは、重症化しやすい感染の疑いがある患者のピックアップはするけれど、それ以外の、即ち感染者の8割を占めるであろう潜在的な軽症の感染者は、事実上、感染対策の対象から外れているという話。
まさに、総理大臣もそうなら現場でも同様に、感染防止の本質とはかけ離れた悪手を放っていることになる。
こりゃ大流行しない方がおかしいや。
こうなってくると、穴ぼこオヤジが引いた謎の風邪は、もはやコロナだった方が、むしろ気が楽になるって話だよ。
