校則で拘束
都立高校の校則で、ツーブロックの髪型を禁止していることが、話題になっているらしい。
都立高校の校則。
— 池川友一 都議会議員 (@u1_ikegawa) 2020年7月13日
なんでツーブロックはダメなのか。
本当に驚愕の答弁。pic.twitter.com/Wj2JhIchEu
穴ぼこオヤジの学校時代から既に校則、体罰、いじめの問題はあったけど、30年以上経った今でも変わらず続いているというか、むしろ酷くなっている感じすらするよね。
これを教育後進国と言わずしてなんと言おう。
てか、そもそも都立高校って、それこそ坂本龍一らの学生運動によって、制服を廃止させたり、いわゆる学生の自由を勝ち得てきた歴史があるはずなのだけど、知らぬ間に過去の産物となってしまったようだ。
何を隠そう、当の穴ぼこオヤジも、制服がほんとに嫌で、というか制服を着る理由が皆目分からなくて、なので、私服で通えるっていうことだけで都立高校に進学した口なんだけど、先日、ネットサーフィン中に、たまたま母校の校則事情を知る機会があって、もちろん私服はとうの昔に禁止にされ校則もかなり厳しめな高校に変わっていて、愕然としたばかりだったんだよね。
そんな訳で、ツーブロック禁止もさもありなん。
かつて高校生の自由の象徴だったような都立高校が、今では制服や校則で生徒を縛り付ける管理教育を行うようになるとは。
まぁ時代背景も異なるので、管理教育の意味合いも多少違ってきているのかもしれないけど、少なくとも昨今の保守化の流れを象徴しているように思えて仕方がないよね。
果たして、今の都立高校で多様性を学ぶことはできるのだろうか?
ちなみに、個人的にちょっと面白い現象があって、穴ぼこオヤジが通っていた中学校の方はというと、転校当時に教師の自殺事件があったりとかで、やや荒れ気味で色々な問題を抱えていた中学校だったんだけど、それが時を経て、なんと今や時代の先を行く学校として、全国的に注目を集める中学校になっちゃっているんだから、ほんと世の中分からないよね。
その他の小中学校でも、宿題や校則廃止など生徒の自主性を重んじる改革路線の学校の話はたまに耳にするのだけど、一方で都立高校に入ると途端に保守化しちゃうんだから、生徒からしてみたら訳分からんだろうな。
近年「親学」という、保守系の連中が唱えるなんちゃってな教育論を推し進める与党系議員の存在なんかが、教育行政を破壊している側面もあったりで、恐らく都立高校の保守化は、その産物かと。
それこそ日教組あたりが標的にされたりして、労組の弱体化による教師の労働環境の悪化なんかにもリンクしている話なんだと思う。
そら、校則を厳しくした方が先生も管理しやすいだろうからね。
そういえば、コロナでも思ったのだけど、日本って、ほんと管理されるのもするのも大好きな国民性だよね。
おまけに無能な管理者だらけなもんだから、そりゃ国家が劣化するのも当たり前の話だよ。
そのうち、校則だけじゃなくて、法律でツーブロックが禁止になる日がくるかも?
ちなみに、穴ぼこオヤジが通っていた都立高校はほんとに自由だったので、一度、髪型をパーマにしたことがあったんだけど、伸び盛りなのは髪の毛も同じで、張り切って美容室に行ったものの、まったくパーマが掛からず、あろうことか、おしゃれとは程遠い、おばさんパーマにしかならなかったというほろ苦い思い出も。
う~ん、それこそ校則が厳しかったら、ほろ苦い思い出を残さなくて済んだのだろうか...